いつか出てみたいと思ってたお店、高円寺「楽や」。
客として来た時に、妙に馴染めるなあと思ったもんだが、出演者の側に立ってみても馴染める場所だった。
それは客席とステージの「近さ」からくるものだろう。
お店のHPにも書いてあったが、あの「一体感」は実に心地よい。
我々は三人編成で、二人が後ろに立ち、一人が前に座ったので、都合「三角形」のような位置になった。
客席では前の方の席など、一人で前で歌う私の至近距離。50センチくらいしか離れてなかったのではないだろうか。
ここまでお客さんと至近距離で歌ったことは、こと正式なライブでは経験がない。
でもだからこそ、お客さんとのやりとりもしやすかった。
この一体感はあの店の最大の魅力だと思った。
出演者側になって、それを痛感した。
また出させてもらいたいお店だと思った。
今回は、共演がAmiさん、そしてレイチさんということで、たくさんのお客さんに来てもらえた部分は大きいと思う。時代屋だけだったら、こうはいかないと思う。
私などライブが終わったら座る場所もなく、しまいにゃ床に座ってみてたくらい(笑)。
小ぶりなお店なので、15人くらいもお客さんが入れば満員状態になる。
ともかく熱気がすごかった。実際、暑かった(笑)。
主催者Amiさんの演奏は、さすが。
あの声の魅力はすばらしい。
聴いてて心地よく、癒し系ではあるのだが、その芯の部分に渋さなどもあるので、ただの癒し系に終わっていないところがいい。
おそらく、初めてAmiさんの歌を聴いた人でいきなり彼女のファンになってしまう人は多いだろうと思う。
私のリクエストした「ジョイ・トウ・ザ・ワールド」をしっかり歌ってくれたのは嬉しかったなあ。
レイチさんは、場の雰囲気をつかむのが実にうまく、それは今回も健在だった。
カゼひいて声の調子が悪い・・と聞いていたのだが、さほどそれは感じなかった。
今回はソロでの登場ということで、選曲にヒネリがあった。
特にディランの「サラ」を歌った時には「やられた!」と思った。
ディランの原詞を活かしながら日本語をうまくつけていた。
この日の選曲は、ソロならでの自由さがあり、その臨機応変ぶりにうらやましさすら感じた。
ユニットでライブやると、どうしてもレパートリーは限られてくるからね。
ともかくお二人ともナイスなパフォーマンスだった。
我々の出番はトップで、正直最初は緊張してた。
でも、曲が進むにつれ、場の雰囲気のおかげもあり、楽しくやれた。
12弦ギターが、カポの位置を変えるたびにチューニングがずれ、最初から最後まで苦労しっぱなしだったのが個人的にはシンドかったかなあ(泣)。何度もチューニングしていた覚えがある。
ともあれ、我々の楽曲がどのように伝わったかは定かではないが、アットホームで一体感のあるライブだった。
我々が呼んだお客さんの中に、やたらとノリのいいヤツがいた。S君だ。
S君はいいタイミングで合いの手を入れてくれるので、彼がいると出演者はノルんだよね~。彼とはもう長い付き合いだが、彼にはもっとライブに来てもらいたいな・・・と実感。
やがてライブが終わり、お客さんが少しづつ帰ってゆく。
出演者もそれぞれ帰ってゆく。
最後に、S君夫婦と、ジャン君と私、そして青山さんの5人が残り、カウンターで音楽談義。
もっと話していたかったくらいだった。
高円寺の夜は、熱かった。
来てくださった皆さん、そしてお店のスタッフの皆さん、本当にどうもありがとうございました。
機会があればまた出させてもらいたいお店、それが「楽や」です。
一体感のある、心地よいお店です。
私の目に狂いはなかった(笑)。
そして、共演者のAmiさん、呼んでくださって感謝してます。
レイチさん、お疲れさまでした。
すべての皆さんのおかげで、盛り上がり、楽しい夜になりました。
昨夜の時代屋の演奏メニューは、以下の通りです。
1、 関係ないサ
詞 ジャン&だんぞう 曲 ジャン
歌 ジャン
2、マスコミ・ランニング・イッツ・OK!?
詞&曲&歌 だんぞう
3、風の礼文島
詞&曲 だんぞう
歌 miya
4、雨の音
詞&曲 佐藤公彦(ケメのカバー)
歌 ジャン
5、空の少年
詞&曲&歌 だんぞう
6、精霊の街
詞&曲 だんぞう
歌 miya
7、ありがとうが言えなくて
詞&曲 だんぞう
歌 miya
8、やさしくうたって
詞&曲 佐藤公彦(ケメのカバー)
歌 だんぞう&miya&ジャン