時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

向ケ丘遊園の記憶

2022年06月04日 | 懐かしい系、あれこれ

向ケ丘遊園駅の記憶

 

私が通学や通勤で小田急を使っていた頃、向ケ丘遊園駅で途中下車することはよくあった。

 

高校時代に通学途中で途中下車した時は、駅の近くにあったレコード屋によるためだった。

確か、駅の出口としては、向ケ丘遊園があった方角とは反対側の出口のエリアにあったと思う。

 

今もあるのかどうかはわからない。もうだいぶ前のことなので、その店はもうないような気はする。

レコード屋自体は他の駅の周辺にもあったし、当時私が住んでた家の最寄りの駅の近くにもあった。

なので、何もわざわざ向ケ丘遊園駅で途中下車しなくても、自宅の最寄りの駅の店を使ってもよかったし(実際、利用したこともあったし)、大きな駅に出かけて(例えば新宿や町田など)そこで大きなレコード屋にいってもよかったはずだ。

なのになぜ向ケ丘遊園駅の近くのレコード屋をよく利用していたのだろう。今となってはその理由ははっきりしない。

 

 

一方、通勤で向ケ丘遊園駅でちょくちょく途中下車してたのは、当時駅の近くにアコギの専門店があったからだった。さらに、町にはおいしいカレー専門店もあったので(これは今もあるのかもしれない)、ギターショップに行くついでにお気に入りのカレー屋によって夕飯を食べるためでもあった。

 

そのため、通勤通学で小田急を利用してた時、向ケ丘遊園駅はそれなりに記憶の残っている駅である。

 

通勤途中で途中下車してたのは、お気に入りのギターショップとカレー屋という明確な「そこじゃなければいけない」理由もあったのだが、通学途中でレコード屋に行くために途中下車していた理由は、今となってはよくわからない。

ただ、もしかしたら・・という理由はある。

 

小田急を普段使っている人ならご存知かと思うが、向ケ丘遊園駅と、隣の登戸駅は非常に距離が短く、両駅に停まる電車は減速して走る。歩いてもたいした距離ではない。

電車の窓からの景色もゆったり見れる。

登戸駅から向ケ丘遊園までは小田急の路線に沿って道路が続いているのがゆっくり見えたのだが、登戸駅周辺と向ケ丘遊園駅周辺のエリアはまるで「連なっている、ひとつの町」ように見えた。

 

登戸・向ケ丘遊園駅の周辺駅に比べ、その辺一帯はより賑やかに見えたし、活気もあるように見えた。

 

登戸駅の前の駅である和泉多摩川駅周辺や、向ケ丘遊園駅の向こうの生田駅周辺に比べると、登戸&向ケ丘遊園駅の一帯は・・・そう、活気を感じてたのだ。

だから、なんとなく途中下車してみたのがきっかけだったかもしれない。

 

 

で、活気に惹かれて降りてみて、少し駅の周辺を散策したら、レコード屋を見つけ、それ以来その店をよく利用するようになったのかもしれない。

要するに、単に向ケ丘遊園駅で降りてみたかった・・・ということだったのだろう。

 

 

昔、向ケ丘遊園駅の近くには、駅名にいつわりなしで近くに向ケ丘遊園という遊園地があった。

 

今からだいぶ前のことになるが、その遊園地には私は一度だけ行ってみたことがあった。

たぶん・・その時点で、その遊園地がもうすぐなくなってしまうということが決まっており、ならばなくなる前に一度くらい行ってみようと思ったのだったろう。

当時は通勤途中で定期で降りられる駅だったから。

 

閉園がすでに決まっていたので、遊園地の中はけっこう閑散としていた。

お客さんはまばらであった。

「なるほど、これだけお客さんが少ないんじゃ、採算はとれないよなあ」などと思った覚えはある。

いくつか遊具にも乗ったが、客が少なくて閑散としてて、遊園地としては寂しい感じがした。

 

でも、今となっては、一度だけでも向ケ丘遊園に行っておいてよかったかなとは思っている。

すでになくなってしまっているし、もう誰も行くことはできないわけだから。

 

 

やがて私は都心に引っ越し、小田急で通勤することはなくなった。

なので、向ケ丘遊園駅で下車することもなくなった。

お気に入りだったギターショップもなくなってしまったようだし。

その店が今もあったら、何かのきっかけがあればまた行ったかもしれない。

 

 

そういえば!

 

通学で、登戸駅から向ケ丘遊園駅に向かう電車の窓から見えてた店で、妙に気になっていた店があった。進行方向左側の窓から見えてた店だった。

それは、線路沿いに続く道の途中にあった店で、小さい店舗だった。

遠目で見てたから記憶違いかもしれないが、確か・・・たこ焼きなどを売っていそうな小さな店だった。

まるで縁日の中に出店しててもおかしくなかったような小さな小屋みたいな店舗の店だった。

 

当時学生だった私は、おやつでその店で何か買い食いしたいとよく思ってたのだが、結局行かずじまいで終わってしまった。

 

あの店はまだあるのかな・・・。

 

その店がなぜ記憶に残っているのかは、未だに不明だ。

ただ、気になっていたのは確かだった。

 

実際にその店を利用したことはなかったので、その店で売られていたのが本当にたこ焼きだったのかどうかも定かではないのだが・・。

 

利用したこともないのに、なぜか気になってしかたなかった店・・・・そんな店があなたにはないだろうか。特に通勤や通学の途中でいつも見かけてた店で。

 

通勤や通学の途中で見える店というものは、ほぼ毎日のように見てた店なので、記憶に残りやすいものだと思う。

いつか行ってみよう・・・と思いながらも、結局は行かずじまいでどこかに自分が引っ越してしまったり、その店がなくなってしまったりする・・・というのも、まあよくある話ではあるとは思う。

 

そういうのは、後になってふと思い出し、「そういやあの店どうなったかなあ」などと思ったり、「結局行かずじまいだったなあ」などと思ったりもする。

そんな時、軽い後悔みたいな気持を持つことも・・・・ある。

 

貴方には、そんな店、ないだろうか。

 

 

なお、写真は登戸・向ケ丘遊園方面を眺めた写真です。

 

 


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