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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

ライブの最中に弦が切れた時

2017年10月12日 | 音楽活動

演奏中に弦が切れる・・・これは、ギターを弾く人ならほとんどの人が経験していることだろう。

アマだけでなく、プロでも。

 

実際私も何度も経験がある。

 

一番多いのは、仲間と練習している時。これはかなりある。

家で弾いてて弦が切れたことは、昔はたまにあったが、最近はあまりない。

弾き方が、以前とは変わってきたのだろう。

 

では、ライブの最中はどうだろう。

 

私の場合は、ライブの最中に弦が切れた経験は、エレキを弾いてたバンドの時にはあったが、アコギでライブをやるようになってからは・・・思い出せない。

もしかしたらなかったのかもしれないし、あるいは覚えていないだけかもしれない。

 

いや、でも、ライブの最中に弦が切れるということは非常にやっかいなことなので、過去にあったのだとしたら覚えていると思うので、思い出せないというのは、ライブ中に弦が切れたことはないのかもしれない。少なくても、アコギでのライブでは。

だが、仮にそうだとしても、今後もないとは限らない。

 

知り合いのシンガーソングライターでは、ライブ中にしょっちゅう弦が切れる人もいる。

 

もしも私がライブをやってる最中に弦が切れたらどうするだろう。

弦が切れたからといって、演奏中の曲を止めて、弦を張り直すことはしたくない。だから、とりあえず演奏中の曲だけは、弦が切れた状態でも最後まで演奏するだろう。ごまかしながら。

で、その曲が終わったら、弦を張り直すなり、代わりのギターを使うなりするしかない。

 

代わりのギター・・というのは、プロならスペアのギターを用意してあったりする。

 

アマでは、ライブのたびにスペアギターを持ち歩く余裕がない人は多いはず。私もそうだ。

そんな時、ライブ会場が「フォーク居酒屋」みたいな店だと、お店の「備え付けギター」がある場合は多いので、それを借りるという手もある。

 

ただ、備え付けのギターを用意していない店もある。

 

店の備え付けギターもなく、かといって自身もスペアギターを用意していない・・そんな時は、ステージで弦を張り代えなきゃいけなくなる。

 

そうなると、「持ち時間」がもったいないんだよね。

 

弦を張り替えてる最中にも、「持ち時間」というのはどんどん流れていく。

張り替えるのに手間取ると、それだけ「持ち時間」が少なくなるのだ。

 

特に、1人での弾き語りでライブをやっている場合は、大変。

というのは、弦を張り替えている間も「持ち時間」の中である以上、目の前にお客さんがいるわけだから、「間をもたせないといけない」からだ。

 

これが、2人以上のユニットでのライブなら、弦を張り替えている間、他のメンバーに何かしゃべってもらって、間をつなぐことも可能だろう。

だが、1人だと??

 

弦を張り替えながら、トークもやらなければいけない。

トークの方に気をとられると、弦の張り替えに時間がかかることにもなりそうだ。

また、弦を張り替えたばかりのギターは、チューニングが狂いやすいという問題もある。

だから、演奏中でも、チューニングが気になったりしそうだし、演奏中にチューニングが狂っていくと歌や演奏にイマイチ入りこめなかったりしそうな気はする。

 

ピックでガンガンと強いストロークでリズムを刻むスタイルだと、切れやすい。

また、ライブで熱演のあまり、ついつい力が入って弦が切れてしまう場合もある。以前、ディランのライブ映像を見た時、バックバンドの・・なんと、ベーシストのベースの弦がライブ中に切れている光景を見たことがある。

相当な熱演だったのだろう。

 

なんにせよ、ライブの最中に弦が切れると、そのライブの出来にもかかわってくる。

持ち時間、弦の張り替え、チューニング、トークなどなど。

特に、弾き語りスタイルは。

 

ちなみに、エレキバンド時代に演奏中に弦が切れたのは、ライブのラスト曲の前の曲の途中だった。

おおいに盛り上がっていたライブだったし、しかもライブのラスト前の曲で、メンバーも会場もけっこうハイテンションになっていた。

当然次にやる曲はラスト曲。

弦を張り替えるとなると、「間」もできてしまう。

せっかく皆が盛り上がっているのに、弦の交換で雰囲気を間のびさせたくない。

 

なので、その時は、我々の前に出たバンドのギタリストのギターを借りて演奏した。

幸い、その時のライブでの他の出演者は、以前から割と仲良くしていたバンドだったので、関係も良好だった。

確か、彼らとは何かのオーディションで知り合い、彼らのパフォーマンスを見てて、彼らの楽曲を気に入った私は、ライブ終了後につい「君らのあの曲、すごくよかったよ!」と声をかけて、仲良くなったバンドだった。

オーディション会場で知り合うと、その場ではライバルではあるので、中々仲良くなりにくい時もあるのだが、彼らの自作曲を気に入った私は、つい声をかけてしまったのだった(笑)。

 

 

まあ、だからこそ、ライブ中に弦が切れるという緊急の時にギターを貸してくれるように頼めたし、また相手も快く貸してくれた。

 

出演者同士が仲が良いと、そういうことも可能だね。

 

もっとも、初対面の出演者ばかりが揃うライブでは、そういうことは中々頼みにくいけど。

 

 

 

 

 


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