コロナ関連の報道で、都内の様子を報道する場合、定番のスポットがはっきりしてきている。
例えば、通勤する人たちの様子・状況を報道する場合にいつも画面に映し出されるのが、品川駅の連絡通路。
町の人出を報道する場合には、渋谷のスクランブル交差点、新宿南口の横断歩道。
サラリーマンの仕事後の飲食を報道する時は新橋の駅前。
このへんは定番だ。
その他、町の様子としてよく取り上げられるのが、新宿歌舞伎町の入り口近辺や、原宿の竹下通り。浅草の雷門近辺。
銀座の通り。
戸越銀座商店街。
巣鴨の商店街。
もちろん他にもあるが、すぐに私の頭に浮かんでくるスポットをいくつかあげてみた。
品川駅の連絡通路の通勤者の数は、正直言って2020年の春の緊急事態宣言の時ですら、多すぎると思えた。
あの時は、コロナでの緊急事態宣言発出は初だったので、一番人出が抑えられた時期だったはず。ステイホームを推奨する有名人もけっこういたし。
それでも、多すぎるように思えた。
あの時でもそうだったのだから、その後のあの連絡通路の通勤者の数は、けっこう絶望的な気持ちになっている。
テレワークなんて全然進んでいないように思えた。
渋谷のスクランブル交差点に関しては、2020年の緊急事態宣言の時は、それなりに減ったように思え、少し安心した。
だがその後のリバウンドはガッカリで、2021年の1月に出された第2回目の緊急事態宣言の時などは、人出はあまり減ってる感がなくて、けっこう絶望的な気持ちになった。まあ、2021年の1月の緊急事態宣言は、2020年春の緊急事態宣言より緩い政策だったから、仕方なかったのかもしれないが・・。
ただ、これじゃ感染者が減るはずはないと思った。
その第2回目の緊急事態宣言の末期には、どんどん人々が自主的に緊急事態宣言を解除して、人出は緊急事態宣言中だとは思えないほどの人出になった。
たまに自主的にネット上の定点カメラでの映像を見ても、絶望的になった。
「皆、コロナは怖くないのかなあ」などと思って、不思議でならなかった。
品川駅の連絡通路や渋谷スクランブル交差点に映し出される映像の中の人出の数は、たいがいその他の場所の人出に比例している。
逆に言えば、人出の多さを実感させられる品川駅の連絡通路と渋谷スクランブル交差点の人出が減ってると、たいがいその他の場所も減っていることになるのでは。
それを見せられたら、「ああ、皆さん頑張ってるな」という気にもある程度なれそうなのだが・・。
ある意味、品川駅の連絡通路や渋谷スクランブル交差点は、人出の多い少ないを測るシンボリックな場所なのだろう。
そういう理屈でいくと、品川駅の連絡通路の人出の多さを見て、「人出が減ってる」と実感できたことは・・・私にはない・・。
前述の通り、2020年の緊急事態宣言の初の発出の時でも、品川駅の連絡通路はあまり人出が減ってるように思えなかったから。
ということは、日本では人出を減らすことは、思ったほどにはできていない・・という印象のほうが私的には強い。
ということは・・・
緊急事態宣言では、今の日本では限界があるのかもしれない。
ある程度の効果はあっても。
それ以上に強い方策が必要・・・ということになると思うのだが。
ただ・・・日本が先進国でいられてきたのは、経済力があったからだからなあ。
日本は先進国から一時的にでも脱落する覚悟も必要なのかもしれない。
このコロナ禍の中では。
コロナを収束させるためには。
そんなことを思ったりも・・・する。
第2次世界大戦では日本は負けた。
今回のコロナ禍は、第2次世界大戦敗戦以来の経済荒廃ぶりになるのかもしれない。
今回のコロナを仮に第3次世界大戦みたいに捉えるなら、それにも日本は負け続けてることになりはしまいか。
このままでは。
日本は第2世界大戦以来の敗戦に・・・。
また・・・世界大戦に負けるの・・・??
もっとも、このコロナ世界大戦に勝ってる国って、どれぐらいあるのだろう。
少なくても現段階では日本はコロナに勝ってるとは言い難い。私にはそう見えている。
店側にはしっかりとしたコロナ対策をしてもらうのは必要だが、店側にだけ努力を強いるのではなく、店を利用する客側にも努力させるような対策をしないと、コロナ対策の効果は薄いのだろう。
店側だけの努力じゃ、限界はあると思う。
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