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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ 30

2021年04月10日 | 音楽活動

埋もれた自作曲をかぶりなしで蔵出しして歌う、この「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ」。

選曲の基準は、以下の3つの、どれかに当てはまる曲。

1、1度も人前で歌ったことがない自作曲。

2、過去に1度人前で歌ったことがあっても、その後長年人前で歌ってない自作曲。

3、新しい曲の試運転。

 

久々に某店に行って、歌ってきた。「まん延防止」が出る前だった。

前回その店に行ったのは確か2020年の秋だったはず。

それ以来だから、店に行くのも、このシリーズで歌うのも半年以上ぶりだった。

 

このシリーズ、今回でキリのいい30回目になった。江川投手の背番号だった数字(笑)。

いやあ、前回の29回目から間があいてしまった。

でも、コロナ禍の中では仕方なかった。居酒屋そのものに近づかないようにしていたしね…。

 

現段階ではまだコロナ禍は収まっていない。なので、正直店に行くのはためらった。

だが、収束のメドが立たないし、店に無くなられても困るし。

店の経営はかなりしんどいはず。なので、少しでも経営のタシになれば・・・とも思って。

入れてあった焼酎ボトルには、まだ残量がそこそこあったはずだし、それも気になっていた。

 

久しぶりなので、ボトルは流れてしまってるんじゃないかとも思ったが、なんのなんの。店はちゃんと残しておいてくれた。感謝。やはり勇気を出して行ってみてよかった。

コロナが収束したら、お気に入りの店はどれもなくなっていた・・なんてことになったら辛すぎる。

再びいつ緊急事態宣言が出るかわからないし、現に「まん防」が出ることが決まったし、また感染が1000人を超える大幅拡大になってしまう前に行っておこうと思った。

他の客より早めに帰宅したけどね。

 

前回までのこのシリーズで「蔵出し」してきた自作曲は計116曲だった。

で、今回は5曲歌ったので、この第30回目までで計121曲の自作曲を「蔵出しシリーズ」では「かぶりなし」で歌ってきていることになる。

 

今回歌った「埋もれた自作曲」は、以下の通り。

 

1、シルクロード  作詞・曲 ヤングだんぞう

2、たそがれのブルース  作詞・曲 ヤングだんぞう

3、時の海(「タイムウェイブ」のスローバージョン」 作詞・曲 だんぞう

4、魔の暴走ダンプ   作詞・曲  ヤングだんぞう

5、明日は昨日に届かない  作詞・曲  ヤングだんぞう

 

 

まず1曲めの「シルクロード」。

これは高校2年か3年の頃に作った曲。私は未だに実際のシルクロードには行ったことがないが、高校時代に「シルクロード」という名称の響きに妙に惹かれて、ある程度シルクロードのことを調べた上で、あとは自分の妄想でイメージを膨らませ、自分なりの架空のシルクロードを自分なりに歌にしたもの。

なので、実際のシルクロードとは別の世界観になっているかもしれない。

実際にシルクロードを知ってる方にとっては「?」かもしれない(笑)。

 

高校生時代私は友人とフォークグループを組み、それぞれの自作曲を持ちよってグループ名義でのカセットアルバムを作った。

予定では何本も作るつもりだったが、実際に完成したのは1本だけだった。

本当は第2作、第3作・・・と続けていきたかったのだが・・。

 

で、この「シルクロード」は、そのグループのセカンドアルバムに持ち込むつもりだった曲。できれば、アルバムのラストの位置の収録を狙っていた(笑)。

幸い、当時のメンバーからは割と評判がよかった曲なので、セカンドアルバムの制作に着手したら、ラストの位置の収録は、案外かなったかもしれない。

 

結局、セカンドアルバムは作られず、宙に浮いてしまった形になった、この曲。

なんとか1回だけでも人前で歌いたくて、大学1年の頃に学園祭でのライブに出た時に、1回だけ歌った。

だが、人前での披露は、これまではそれが最初で最後になってしまっていた。

今回は、人前での披露は、それ以来。何十年も埋もれていたんだなあ・・。

いずれ私の別ブログの方で歌詞は公開すると思う。

とりあえず、ここでは冒頭の部分だけ書いておく。

 

   ♪ 乾いた道は 乾いた風を呼ぶ

     都へ向かうこの道は 

     振り返ることを忘れた業者が

     ラクダの荷物を売って金にしようと

 

 

で2曲め、「たそがれのブルース」。

ブルースという言葉がタイトル内にあるが、曲調は決してブルース調ではない。

これは18歳の頃に、自宅で何の気なしにギターをポロポロ弾いてたら、自然に浮かんできた曲。

人前で歌うつもりもなく、単に気軽に作った曲だった。

なので、長い間、出だしの部分だけしかできてなかった。

お試しで、当時の音楽友が私の部屋に遊びに来た時にこれを歌って聞かせたら、途中のコード進行やメロディの流れを気にいってくれたようだった。

 

だが、この曲は、その後、私の中で眠りに入り、最後まで完成されることもなく、途中までしかできていない状態で、埋もれ続けた。

長く未完成曲であり続けたので、人前で歌うこともなければ、自身で作っていたカセットアルバムにも収録されないまま、放置された。

だいぶ年月がたって、ようやく完成したが、まだ少し手直ししたい気持ちもある。

とりあえずの形で、今回「蔵出し」で初めて歌ってみた。

まさに真の意味での「蔵出し」であり、正真正銘の初披露になった。

出だしの部分は自分でもけっこう気に入っている。なのになぜ長い間放置され続けたのか・・・。

そういう意味では、かわいそうな曲かもしれない。

 

   ♪ 夕日が陰る片隅で 俺はブルース歌ってる

     まるで何もなかったような 少し寂しいたそがれ

 

 

 

そして3曲目、「時の海(スローバージョン)」。別名「タイムウェイブ スローバージョン」。

以前にも書いたかもしれないが、この曲の歌詞には3種類のメロディがついている。

ロックバージョン、ミドルテンポバージョン、そして今回のスローバージョン。

単にリズムを変えただけというわけではなく、それぞれ別々のメロディがついている。

ロックバージョンは以前「蔵出し」で歌ったことがあるので、今回は「スローバージョン」のメロディを歌ってみた。

 

ロックバージョンは、私がロックバンドを組んでる頃にバンドに持ち込みたかったが、バンド活動がだんだん尻すぼみになっていったので、結局バンドに持ち込みそびれたまま、宙に浮いてしまった。

当時バンドメンバーのベーシストとドラマーが我が家に遊びに来た時に歌って聴いてもらったが、けっこう気に入ってくれたので、持ちこめずじまいで終わったのが残念。

 

ミドルテンポバージョンもまた、披露するとなるとバンドが必要になりそうなタイプ。

割と跳ねるようなメロディのポップスだが、いつか「蔵出し」シリーズなら、歌えるかもしれない。

 

で、弾き語りでもいけそうなのが、今回歌ったスローバージョンだ。一番歌いやすい。

穏やかな曲調で、普段は存在を忘れていても、歌ってみると自分でも割と気に入ってる曲であることを実感する。

 

だいぶ前に、当時通ってたフォーク居酒屋で1回歌ったことがあったかもしれないが、なかったかもしれない。そのへん自分の記憶は、あやふやだ。

なので、もしかしたら今回が初披露かもしれないし、過去に歌ったことがあったとしても、せいぜい過去に1回あるかどうかではある。そういう意味では、やはり「埋もれ曲」。

 

  ♪ 僕の生まれた町では 誰かが銀幕でdancing

         宛名のない夢に刻まれて

    消えてゆく 時の海

 

 

さて4曲目、「魔の暴走ダンプ」。

高校の頃に作った曲。ハードで重たい曲を作りたくて作った曲。イメージ的にはハードロック。

ともかく暗い内容の曲で、絶望的な歌詞の曲。

ここまで救いようのない歌詞の曲は、私の曲としては珍しいかもしれない。

「この世の果てまで行くように」「明日などないんだ」「死ぬのがどうした」「うらみにあふれた目のように」などの絶望的で暗い歌詞がふんだんに出てくる歌。

なので、人前で歌おうと思ったことはなかったし、「とりあえず、こんな暗い曲も作ったことがある」という意味合いしかないかもしれない。

なので、今後も人前で歌うことは、まずないであろう。

もちろん今回が初披露。

恨みを持った霊になって、後に心霊談に出てくることになりそうな男の、生前最後の姿と言えなくもないような内容の歌にも思える歌。

なので、もしもこんな歌が正式な形で世にでてしまったら、放送禁止か、へたすれば発売禁止になるかもしれない。そういう意味では、とんでもないテーマの歌ではある。

 

   ♪ 矢のような速さで ダンプが走る

     高速道路を 突き抜けて

     この世の果てまで ゆくように

 

 

そして今回の「蔵出し」のラスト、5曲目が「明日は昨日に届かない」。

これは高校2年あたりの頃に作った曲。

どフォーク・・・という感じの曲。

曲調があまりに古臭いので、これまで人前で歌ったことはなかった。

自分ではさほど評価はしてない曲なのだが、高校時代のフォークグループのメンバーに、当時この曲を聴かせたところ、ひとりがやたら気に入ってくれた。グループの次のカセットアルバムには、ぜひこの曲をやりたい・・と言ってくれた。

自分ではさほど重要視してなかった曲だったが、他の人の評価と自身の評価の違いというものを実感した覚えがある。

 

ちなみにこの曲の歌詞は、だいぶ前にこのブログで書いたことがある。

 

   ♪ 雲に飛ばされた心がひとつ

     木立の合間を抜けてゆく

     それを見つめる人々が

     昨日を通り明日へ行く

 

 

 

てなわけで、今回の「埋もれた自作曲の蔵出しシリーズ」第30回目のメニューと、曲の内容は上記の通り。

 

コロナ禍という時期なだけに、また次回いつやれるかどうかは全く分からない。

 

まあ、少しでもマシな時期に、気が向いたら・・・ということで。

 

 

 

 

 


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