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上高地は、バスターミナルや河童橋のあたりから、明神池あたりまでのエリアを指す地名だそうだ。
明神池から先は、奥上高地ということらしい。
明神池近くには数館の宿がある。
山荘「明神館」までは、河童橋から梓川を左側散策路で歩いて1時間くらい。
右側散策路から行くと、「山のひだや」や「嘉門次小屋」などの宿がある。どちらも明神池のすぐそばである。
ルート上、大事なルートである明神橋までは、河童橋から行く場合は左側散策路から言った方がやや早い。
この場合の右側と左側・・という見方は、上流側から見た左右なので、バスターミナルや河童橋から行く場合は、体感的には逆になる。つまり、河童橋から明神池に行く場合は、下流から上流方面に歩くことになるので、体感的には左側散策路が実質「右側散策路」であり、右側散策路が「左側散策路」ということになる。少し紛らわしい。
私は「行き」は、左側散策路・・つまり明神館コース(河童橋から向かう場合、川の「右」側の道)で進むことにした。
バスターミナルから河童橋は、すぐである。川べりの道を進むもよし、森の中のメイン道を進むもよし。
川べりの道だと、いきなり上高地の美しさに圧倒されることだろう。
初めて、実際に自分の目で見る梓川の美しさは、誌的でさえあるだろう。
時には野生のカモが出迎えてくれることだろう。彼らは人を怖がらない。
河童橋は、相変わらずの人だかり。今も昔も上高地で一番賑う場所であり、売店や休憩所、宿も多数。
上高地には素晴らしい絶景ポイントは多いが、この河童橋からの眺めも絶景ポイントである。
まずは旅人の心を、ここでいきなり上高地はつかんでしまうことだろう。
河童橋から梓川上流側を見上げれば穂高連峰の眺めは、上高地の名刺的な景観で、有名な風景だ。
もしも空が晴れて、連峰が全姿を見せてくれていたら、その気高さに圧倒されること、間違いなし。
言葉など、この美しさの前ではかき消されてしまう。
河童橋から下流側を見れば、川の流れの向こうに焼岳がクッキリ。川と焼岳と空のコントラストは、まるで舞台セットのように整っている。絵になるのだ。
梓川は、まさに清流の名にふさわしく、その水の美しさは格別。うっとりしてしまうほど。
流れは早く、水は冷たい。
川岸の森林との対比もお見事というしかない。
つかみはオーケー、上高地!
いきなり、素晴らしい。別天地が、ここにある。