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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

Christmas Time(Is Here Again)」~ビートルズのクリスマスソング

2013年12月20日 | 音楽全般

もうすぐクリスマス。

さまざまなミュージシャンによる、さまざまなクリスマスソングがあちこちで流れている。

世の中にはクリスマスソングというのは、実にたくさんある。

有名な曲もあれば、あまり知られていないクリスマスソングもある。

そんな中で、歌っているのは超有名なミュージシャンなのに、クリスマスソングはあまり知られていないケースもある。

例えば、ビートルズ。

ビートルズといえば、世界でもトップの知名度を誇るスーパースター。というか、ポピュラーソングを聴く人で、ビートルズの名前を知らない人は少ないはず。

だが、ビートルズのクリスマスソングというと、あまり知られていない。

ジョンレノンやポールマッカートニーのソロ名義でのクリスマスソングはかなり知られてはいても。

しかも、そのクリスマスソング、決してカバーソングではなく、ビートルズのオリジナルなのに。

 

なぜ、ビートルズほどのウルトラメジャーバンドのクリスマスソングがあまり知られていないのか。

それは元々その曲は、ファンクラブ用に作られたものだったからだろう。

ビートルズの公式オリジナルアルバムには収められていない。

なので、チャートインすることもなかった。

 

ビートルズのクリスマスソング・・・・もうそれだけで、相当な知名度がありそうなものだし、注目もされそうなものだ。

だが、実際は、ビートルズの知名度、他のビートルズソングの知名度に比べたら、比較にならない。

 

曲を聴いてもらえばわかるが、曲自体は非常にシンプル。

同じメロディを繰り返すのみ。

気負わず、気軽な感じでリラックスして作られた小品・・そんな感じの曲。

特有の親しみやすさはあるし、シンプルなメロディと歌詞なので、誰でもすぐに覚えられそうな曲だ。

高尚なスタンダードナンバー狙いというわけではなく、練り上げられた曲という感じでもない。

もちろん、正規アルバムには入っていないので、あまりヒット狙いという感じには仕上がっていない。

あくまでも、気軽なサービスソングという感じ。

知られていないのは、だからなのかな・・。

 

ソングライトのクレジットは、メンバー4人ということになっているらしい。

ビートルズ4人全員の作曲名義の曲というと、正式曲では「フライング」「ディグイット」「マギーメイ」ぐらいしかないはず。

「フライング」はインスト曲だったし、「ディグイット」はジャムセッションで演奏された遊びのような曲だった。

「マギーメイ」は本当は伝承曲なのを4人でアレンジした感じ。

その点「Christmas Time(Is Here Again)」は、一応歌詞もあるし、メンバーのオリジナルでもあったことを考えると、この小品は4人名義での共作として、けっこう貴重にも思える。

とはいえ、長らくあまり貴重扱いされてこなかった。

 

あの世紀のスーパーバンド・ビートルズのオリジナルソングとしては、ちょっと肩すかしをくらうような曲ではある。

あの4人の才能を考えれば、本気になればとんでもない名曲だって作れただろうに・・とも思うが、まあ、ファンクラブへのサービス曲だったことを考えれば、「あまり公にはしないで、ファンクラブのメンバーだけへの、特別プレゼント」という感じだったのだろう。

 

とりあえず、あまり有名にならなかったからこそ、今となってはそれがこの曲の存在価値につながっていそうな、面白い存在の曲かもしれない。

 

 この曲、多分、その場で急きょ作って録音した曲なのではないかなあ。曲の感じからして、そんな気もしている。

もしも、正規のアルバムに収めたり、シングルにするつもりだったら、サビはこのまま使うにしても、サビ以外のメロディパートも作って加えていたような気はする。

ともあれ、メンバーがリラックスして、肩の力が抜け、気軽に作ったがゆえの楽しさを感じる曲ではある。

ビートルズはビートルズレベルの曲を作らなければいけない・・・というプライドとプレッシャーからのがれて、純粋に音楽を気軽に楽しんで作った曲・・・ということだったのかもしれない。

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=wt7O2s4I5yM

 


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2 コメント

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Unknown (だんぞう)
2017-08-15 13:45:27
この音源は、曲というより、メンバーからファンへのメッセージこそが、意義だったのでしょうね。

後年、ビートルズのアンソロジーが発表されましたが、そこに収録されてもおかしくなかった気はします。
でも、かえってこの曲の貴重さを高めているような。

曲の出来としては、そんなたいそうな名曲というほどではないのに、逆に貴重になるというのがビートルズの凄さかもですね。

ジョンがソロ名義で発表したクリスマスソングは、今ではスタンダードナンバーで、クリスマスの定番曲になっていますね。

染み込んでくるような名曲でした。

一方、ポールのクリスマスソングも私は好きでした。

私にはやはりジョンとポールは同格です。
返信する
初耳ですΣ( ̄皿 ̄;; (鮎川愛)
2017-08-15 02:39:23
YouTubeで聴いてきました。


後半は、もはや歌ではなく、「吹雪の中のメッセージ」になっていますね(^-^;


恐らく、この歌は、ビートルズ史上、最も知られていない歌かもしれませんね。


しかし、ビートルズ企画アルバムは、彼らの解散後、多数あるにも関わらず、この歌は、いづれのアルバムにも収録されないことは、謎でさえあります。


当時のファンクラブ限定曲にしても、当時から評判悪かったのでしょうか?( ̄▽ ̄;)

リズムも歌詞も、彼らにしては極めて余りにも平凡ですよね!


これは、売れないミュージシャンに楽曲提供してやるのが、ちょうどふさわしいほど、ビートルズの中では、極めて平凡な歌だと考えます。


ジョン・レノンがソロになってから制作した「ハッピー・クリスマス」は、これに比較したら、遥かに名曲ですね(笑)
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