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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

オーラを放つ、サンタのブーツに入ったお菓子詰め合わせセット

2013年12月22日 | 懐かしい系、あれこれ

クリスマスの時期になると、毎年、お店にサンタのブーツに入ったお菓子セットが売りだされる。

それは今も昔も変わらない。

子供の頃、このサンタブーツに入ったお菓子セットは毎年ほしくなったものだった。

何度か買ってもらったこともある・・と思う。

このサンタブーツというのは、決して本当に靴として機能するものではなく、あくまでもパッケージ。

靴としての素材では作られていない。

それは子供心にも分かってたのだが、いざ買ってもらうと、ついつい、パッケージのサンタブーツをはこうとしたものだった(笑)。

でも、片足分しかないのでは、それをはいて歩くということはできない(笑)。

できれば2セット買ってもらって、両足にはいてみたくもなった(笑)。まあさすがにそれは実現しなかったけど。

 

 

このサンタブーツのお菓子セットは、やはりなんといっても、サンタブーツというパッケージの形状が「売り」。

というのも、いざ買ってもらって、中身のお菓子を出してみると、普通のお菓子だったから。

通常のお菓子セットと明らかに違うのは、そのブーツ型のパッケージ。

そうとは分かってはいても、買ってもらうと、中身にも特別なお菓子を期待したりした(笑)。

でも、中身は普通のお菓子の詰め合わせ。

「中身は普通だな」なんて思って、少々肩すかしをくらった気分になったものだが、サンタブーツのパッケージは、中身の肩すかしを補って余りある存在感があった。

店に飾られてる時のオーラは、ちょっと森永チョコボールの「おもちゃの缶詰」にも通じる楽しさがあった。

中身として何が入っているか分からない・・という楽しみが、そう感じさせたのだろう。

 

お菓子を食べ終わった後、お菓子は食べてしまえばなくなるけど、そのブーツは残った。

残った片足分だけのサンタブーツを、なんとか有効利用できないものかとも思ったが、けっきょくうやむやのうちに時間が過ぎ去り、気づけばいつしか片足分のサンタブーツはなくなっていた。

きっと、無理やりはこうとしてどこかが破れたりして、親に捨てられてしまっていたのだろう。

思うに、あのパッケージは、お菓子を取りだした後は実用性はあまりなかった。他のことには使い道が思いつかなかったから。

あの、お菓子を取りだした後のサンタブーツのパッケージを、うまく有効利用してた方は、どんな使い方をしていたのだろう。

 

また、あのサンタブーツは、メーカーによって微妙にデザインは違っていた。

だが、どれも、店頭で並んでいると、非常に豪華に見えた。

しまいには、店にサンタブーツのお菓子セットが並び始めるとクリスマスが近づいている実感を持ったもんだし、なにやらクリスマスシーズンの象徴のようにも思えるようになったものだった。

 

大人になって、子供の頃のようにサンタブーツお菓子セットを欲しがることはなくなったが、見つけると、それが欲しくてしょうがなかった子供時代を思い出すことはある。

で、「毎年これが欲しかったんだよなあ」なんて思いながら、横目でチラ見して通りすぎてゆくのだ。

ただ、これを見かけるとクリスマスシーズンなんだなあと実感する気持ちは、今も変わらない。

そのせいか、大人になった自分は、買わないまでも、サンタブーツのお菓子詰め合わせセットを見ると、幼少時のワクワク感をなつかしく感じたりもする。

 

なんにせよ、サンタブーツのお菓子セットは、日本のクリスマスシーズンの名物のひとつではあると思う。

 

そして、冒頭でも述べた通り、今も昔もクリスマスの時期になると毎年、あのパッケージは店を飾ってい続けている。

クリスマスが過ぎると、一気にオーラを失う儚さを隠し持ちながら。

 


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