♪ 遊んでようよ～ カレーができるまで～

カレー。

それは今では日本人にとって国民的なメニューと言われている。

私はこれまで生きてきて、カレーが嫌い・・という人は２人しか知らない。

１人は友人の中にいた。

もう一人は、元読売巨人軍の投手。まあ、その人はもちろん私とは面識がない。

なので、実際に私の出会ってきた人だと、カレーが嫌いな人はたった１人しかいなかったことになる。

それほど、カレーは好かれてる料理だ。

 

カレーは、外食だけでなく、家庭用カレーもすっかりおなじみ。

家庭用カレーは、どんどん進化を続け、今では実に多様な種類の家庭用カレーが出回っている。

国産で初めて登場した家庭用カレーが何であるかは私は分からないが、初めてテレビＣＭで登場した国産の家庭用カレーは、ドラマ「少年ジェット」で流されたＣＭらしい。

少年ジェットの出演者が、番組そのままのコスチュームや役柄のままＣＭに出演していた。

少年ジェットのドラマの撮影中の休憩時間に、出演者たちがそのカレーを食べる・・そんな演出のＣＭを、ユーチューブで見た覚えがある。

 

さすがに私はそれはリアルタイムで見れたわけではない。

初期の家庭用カレーのＣＭで私が覚えているのは、グリコやハウスの家庭用カレーのＣＭ。

確か・・その後のボンカレーやククレカレーなどのインスタントカレーが登場する前・・だったと思う。

グリコの家庭用カレーは、ラベルにコックの顔のアップが描かれていたのが印象的だった。

ハウスの家庭用カレーは、ラベルは覚えていないものの、ＣＭソングは今も覚えている。

そのＣＭソングには、途中にこんな個所があった。

 

♪　遊んでようよ～～　カレーが出来るまで～～～

 

このフレーズが、当時やたら印象的だった。　気づけば知らないうちに、その部分を口ずさんでいた覚えがある。

なんといっても、今でも覚えているぐらいだ。

 

ちょっと前に、ネットでそのＣＭを見る機会があった。

そのＣＭソングは覚えていたが、ＣＭの映像は全く覚えてなかったので、 「あ、こういう映像だったんだ」などと思いながら見た。

家庭用カレーらしく、家族の暖かいぬくもりを感じさせるＣＭ映像だった。

よく、夕飯近くの時間帯に誰かの家の前を通ると、その家からカレーの匂いがすることがある。

それは今も昔も変わらない。

で、その匂いに気づくと、その民家を見て「あ、この家の今日の夕飯はカレーなんだな」などと思ったりする。

夕飯の匂いが外に漂う民家・・というのは、なんか幸せな家族っぽく思える。

中でもカレーという料理は、けっこう匂いが目立つし、分かりやすいから、なおさら。

すると、この「♪　遊んでようよ～　カレーができるまで～」という古いＣＭソングを思い出すことが・・あるのだ。

今でも、稀に。

 

今日の夕飯はカレーだ、大好物だ、だから夕飯が楽しみだ、早く食べたいけど、それなりに時間はかかる・・・それまで外で遊んでこよう、でも遊ぶなら家の近くがいいな、なぜなら夕飯ができたらすぐに帰ってこれるから・・・そんな経験を、私もしたような気もする。

はっきりした記憶はないけど、きっとそんな体験は・・あったように思う。

親としては、夕飯ができるまでの「待ち時間」は勉強でもしていてくれればよかったのかもしれない。

でも、・・私は・・勉強もしないで、遊んで待ってたんだろう。

待てよ・・。

学校から帰ってきて、夕飯までの時間を、遊んで過ごしていたとする。

そして、夕飯後には、テレビでアニメなどを見てたはず。

すると・・いつ勉強を私はしていたんだろう（笑）。

 

 

ともあれ、そのハウスのカレーのＣＭソングが、

♪　勉強しようよ～　　カレーができるまで～

 

・・という歌詞だったら、きっとそのＣＭソングは、こんなに覚えてなかったんだろうなあ。

 

やはり・・

 

♪　遊んでようよ～

 

・・という歌詞だったから、よく覚えていたんだな、きっと（笑）。

 

 

 

　Photo by (c)Tomo.Yun

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