時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

美空ひばりさんで始まった、キンチョウの夏、日本の夏。

2013年08月15日 | 懐かしい系、あれこれ

キンチョウのCM「キンチョウの夏、日本の夏」というシリーズは、夏の風物詩のように思えている。

なんか、このキャッチコピーが好きだ。

 

このCMはシリーズとして何作も作られてきているが、私が一番印象的に覚えているのは、美空ひばりさんが出ていたバージョン。

調べてみたところ、ひばりさんが出ていたバージョンこそ、このCMシリーズの最初だったらしい。

ひばりさんのバージョンが出発点となって、その後長く続く伝統的なCMシリーズになったことになる。

なんでも、当初このCMにひばりさんに出演交渉をするにあたって、会社側は、ひばりさんが出てくれるかどうか不安だったらしい。

 

私がこのCMを初めて見た幼い時、ひばりさんがこのCMに出たことに対する印象は覚えていない。

ただ、このCMの持つ雰囲気は好きだった。

このCMは、ひばりさんが屋形船(?)に乗って川下りをしているCMだった。

そして、ひばりさん自身が歌うCMソングが流れていた。

♪ 夏の夕暮れ 紫けむり~

こんな歌詞のCMソングだった。

川と屋形船の映像がなんとも涼やかで、そしてそれに落ち着いた感じで乗って凛としているひばりさんの姿が粋だった。

暑い夏、少し温度が下がった夕暮れ時に川下りする様が、風情があった。

その川は、どこかの田舎の清流だった。

川自体はあまり大きな川ではなく、船を動かす船頭さんも映像に写っていた。

どこかに旅して、こんな夕暮れ時を過ごしてみたいなあ・・などと思ったものだった。

 

私は屋形船に乗るチャンスはいまだに無いままなのだが、いつか乗ってみたいという気持ちはずっと持っている。

それは、このCMが根底にあるからだ・・・と自分では思っている。

屋形船というと、グループ単位での申し込みなどで、人がいっぱい乗っているイメージが今は世間的には強いかもしれない。

だが、このCMではひばりさんは、船頭さん以外ではたった1人で乗っていた。

いつか私が屋形船に乗る機会があれば、このCMのように、たった一人で乗ってみたい気もするが、まあそれは金銭的に無理だろうなあ・・。

 

それにしても、このCMでのひばりさんは、堂々としたものだった。

川下りだと、それなりに船が揺れたりもしただろうに、まったく動じていなかった。

もしかしたら、ひばりさんがアップになって歌っているシーンは、別撮りだったのかもしれない。

ひばりさんが歌っているシーンだけ、セット・・・だったのかな。もしかして。

歌うひばりさんの後ろに写っていた川の感じでは、船は川の上に止まっているように見えたから。

 

まあ、そんなことはどうでもいいわけで(笑)。

夏の黄昏時に、涼を感じさせてくれるCMではあった。

今でも、暑い夏に、どこかで粋に涼に包まれたいと思う時、このCMのことを思い出してしまうことがある。

旅に出て、川下りをする時にも、ついこのCMを思いだしてしまったりもする。

そういう意味では、私の心に強く刻みこまれているCMだと言えそうだ。

 

まさに、キンチョウの夏、日本の夏・・・というキャッチコピーがよく似合うCMであった。

そしてそれは、粋な夏、涼しげな夏・・・でもあった。

 

 

 写真素材は↓ より。

 http://tecya.net/00/riyou.html

 


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