黒部ダムのある黒部湖では、遊覧船が出ていた。
遊覧船に乗るなんて、いかにも旅行者だなあ・・と少し苦笑。
乗船ポイントは、ケーブルカーやバスのターミナルからけっこう離れた場所にあった。
湖面に降りて行く階段は、けっこう段数があり、シンドイ。
シンドイ思いを切り抜けて、いざ遊覧船に乗船。
私はこういう遊覧船に乗ると、室内の席には座らずに、デッキで立って、風を直に感じながら、景色を見ることが多い。
室内だと、どうしても窓ガラスごしの景色になる。
それなら、ガラスごしではなく、この目で直に景色を見たい。
船が動きだし、湖面を進んでゆく。
風がヒンヤリ。
船着き場付近には、ちょっとした滝があり、周りの木々の紅葉に飾られているかのようだった。
気づけば、別角度の景色には吊り橋なんかの姿もあった。
その後、吊り橋方面から視線をずらし、ダム方面を見る。
黒部ダムをこういうアングルで見るのは、けっこう新鮮だった。
ダムのはるか向こうにそびえ立つ、山の姿が実に良い。
山の上の方には、細切のような雲がぼんやりと浮かんでいた。
そうこうしてるうちに、船はどんどん湖の奥地にむかってゆく。
色んな山の姿が見えて来る。
山頂付近から一気に湖になだれこんでくるような崖もある。
人ぞれぞれ・・という言葉があるが、ここでは、山それぞれだ。
ずっと乗ってると、最初ヒンヤリ程度に感じた風が、少しづつ自分の体に影響を与えてきた。
やがては、けっこう寒くなった。
思わずジャケットのボタンを全部穴に通して、首あたりまでジャケットを閉じて密閉させた。
風は無音だったが、渓谷の中に船の音だけは響いていた。
辺りの山に、無言でジ~~ッと見られているような気がした。
心は浮き立っているが、体は寒い・・なにやら、そんな旅になってきた。
遊覧船に乗るなんて、いかにも旅行者だなあ・・と少し苦笑。
乗船ポイントは、ケーブルカーやバスのターミナルからけっこう離れた場所にあった。
湖面に降りて行く階段は、けっこう段数があり、シンドイ。
シンドイ思いを切り抜けて、いざ遊覧船に乗船。
私はこういう遊覧船に乗ると、室内の席には座らずに、デッキで立って、風を直に感じながら、景色を見ることが多い。
室内だと、どうしても窓ガラスごしの景色になる。
それなら、ガラスごしではなく、この目で直に景色を見たい。
船が動きだし、湖面を進んでゆく。
風がヒンヤリ。
船着き場付近には、ちょっとした滝があり、周りの木々の紅葉に飾られているかのようだった。
気づけば、別角度の景色には吊り橋なんかの姿もあった。
その後、吊り橋方面から視線をずらし、ダム方面を見る。
黒部ダムをこういうアングルで見るのは、けっこう新鮮だった。
ダムのはるか向こうにそびえ立つ、山の姿が実に良い。
山の上の方には、細切のような雲がぼんやりと浮かんでいた。
そうこうしてるうちに、船はどんどん湖の奥地にむかってゆく。
色んな山の姿が見えて来る。
山頂付近から一気に湖になだれこんでくるような崖もある。
人ぞれぞれ・・という言葉があるが、ここでは、山それぞれだ。
ずっと乗ってると、最初ヒンヤリ程度に感じた風が、少しづつ自分の体に影響を与えてきた。
やがては、けっこう寒くなった。
思わずジャケットのボタンを全部穴に通して、首あたりまでジャケットを閉じて密閉させた。
風は無音だったが、渓谷の中に船の音だけは響いていた。
辺りの山に、無言でジ~~ッと見られているような気がした。
心は浮き立っているが、体は寒い・・なにやら、そんな旅になってきた。