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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

原鉄道模型博物館の巨大ジオラマ

2013年06月01日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

先日、横浜に行った時に、原鉄道模型博物館に立ち寄った。

そこは、世界的な鉄道模型コレクターである原信太郎さんの所蔵していた鉄道模型を展示した博物館である。

館内には、原さんの所蔵していた貴重な鉄道模型が多数展示してあった。

だが、この博物館の最大の目玉は、鉄道ジオラマだ。なんでも、世界最大級だという。

 

館に入り、しばらく順路は、原さんの所蔵していた鉄道模型がガラス越しの陳列棚に展示されているコースを進む。

そして・・・やがて、館内が大きく広がった部屋に出る。

そここそが、世界最大級の鉄道ジオラマがある場所。

すごい。

歩きまわらないと、全体像が分からない。

山、トンネル、町、駅、などが再現され、その世界を何本ものレールが走り、その上を何種類もの鉄道模型が走っていた。

良く見ると、ジオラマの奥には、ロープウェイなども再現されていた。

 

鉄道ジオラマ。

格別な鉄道マニアではなくても、幼い頃などに、鉄道ジオラマを一度でも見たことがある人は、多くの人がその大きな箱庭のような鉄道ジオラマに憧れたことがあるのではないだろうか。

私は鉄道は好きだが、かといって鉄道写真を撮りに行ったり、鉄道模型を集めたりするほどのマニアではない。

だが・・・・幼い頃に、親のやっていた店の近くに、有名な鉄道模型店があったせいで、鉄道ジオラマには幼心をときめかしたし、色々な空想力を刺激されたので、かなり思い入れがある。

自分の家にも鉄道ジオラマを作ってみたい、走らせてみたい・・と何度思ったことか。

だが、狭い我が家では到底無理な夢だった。

レーシングカーがブームになった時も、レーシングカーを家で走らせてみたいと思ったが、鉄道ジオラマはそれ以上の夢であった。

自分で作った地形や風景の中を、小さい鉄道模型に乗って走ってみたら、自分の作った風景がどんな角度で見れるだろう・・・と思ったものだった。

 

この原鉄道模型博物館は、鉄道ジオラマの究極なのかもしれない。

少し残念なのは、このジオラマを走っている鉄道模型の運転席の視点で、このジオラマの風景を見てみたかった。

てっきり、鉄道模型の運転席の部分に車載カメラなどが搭載されていて、そのカメラが写しだす映像が見れるものだと思って行ったのだが・・。

それでも、この博物館のジオラマの広さやスケールは、圧倒的だ。

よく聞くと、電車が走る際に鳴る音までもが、再現されていた。ガタッガタッ・・・とでもいおうか。

そんな点にも、このジオラマや原さんのこだわりが感じられた。

 

鉄道ジオラマの地形、風景の中で、私が好きなのは、幼い頃に見た、某・模型店の、山、池(湖?)、トンネル、鉄橋、田舎駅のたたずまい・・・そんなジオラマだ。

町よりも、山や湖をあしらった自然風景のジオラマが私は好き。

 

この原鉄道模型博物館でも、山やトンネルはあるが、どちらかというと中央部分の大きな駅や町がメインという感じ。

なので、連なる山、川にかかる鉄橋、などの自然風景を多くした広大なジオラマの中を、運転席に車載カメラを搭載した鉄道模型が、走りながら、ジオラマの風景を運転席からモニターに映し出す・・・そんな広大なジオラマを見てみたいなあ。

駅は、田舎の小さな駅で。

そして、山の中腹には、小さな一軒家があったりして。

 それこそが、幼い頃に、近くの鉄道模型屋のジオラマを見て、あれこれ空想したり、想像の旅に出ていた私の夢。

なにせ、幼い頃に、鉄道模型屋のそんなジオラマを見て、そのジオラマの世界の中に住んでみたい・・・と思っていた私なのだ。

 

まあ、なんにせよ、原鉄道博物館の鉄道ジオラマは圧倒的で、究極系でもあるので、鉄道ジオラマに一度でも憧れたことがある人にとっては、たまらない。見に来る価値はある。

それだけは間違いないと思う。

 

館内で写真撮影が禁止されてなかったら、絶対写真を撮っていたと思う。


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