テレビで放送される「謎エリア」を探索する番組については、このブログでもこれまで何度か取りあげてきている。
今回取りあげてみたいのは、私の幼い頃の記憶の中にある「謎エリア」について。
私が生まれ育ったのは東京だから、私の幼少期の「謎エリア」は、都心だ。
決して、山の中にポツンとある謎エリアではない。
多分幼稚園の頃だったと思うのだが、当時友達と遊んでいた場所が、今となっては謎エリアなのだ。
その謎エリアが、大体どのへんにあったかは、おぼろげには覚えている。
いや、この場合、正確には「覚えているような気がする」だ。
というのは、多分あのへんのどこかだったのだろう・・・という目星だからだ。
それはもう今から何十年も前のことなので、当然今と当時の景色は違っている。
当時その「遊び場」で見た景色は、もうない。
だから、「たぶん、大体あのへんだったのだろう」としか書けないのだ。
当時見た、その場所と同じ景観はもう存在しない。開発・・などで。だから、確認のしようがない。
当時私は幼稚園児だったことを考えると、景色の目線の高さがまず違う。
なので、仮にその景色と同じ景色が今も残っていたとしても、当時見た景色と今とでは違って見えるだろう。
ましてや、その後の年月の経過で、建物や空地をはじめとする「謎エリア」の景色が残っていないとなっては・・・ますますピンポイントでの特定はできない。
大体の目星としては・・その後私が小学校に入学し、卒業し、やがて通うことになった中学の裏手の場所・・あたりだったのだと思う。
その場所は、目の前に空地が広がっていて、空地の向うは段差で地形がけっこう低くなっていた。
で、低地からアパートみたいなものが、空き地の地平線(?)の向うにニョキッと顔を出していた。
空き地は、地形の段差で、そのアパートの前で急に途切れていた。
その途切れた部分は崖になっていたのかもしれないが、当時の私はその部分は遠く見えたので、そこまで確認にはいかなかった。
なので、空き地の・・多分入り口付近で遊んでた私には、その空き地が高低差で途切れてる部分は、ちょっとした地平線みたいに見えていた。まあ、地平線というには、あまりに近いものではあったけれど。
その向うに見えていたアパートが何階建てだったかはわからない。そのアパートの地上1階部分は見えてなかったからだ。
年代的に高層アパートだったとは思えない。せいぜい2~4階建てだったのではないかと思うのだが、断言はできない。
ともかく、低地から建っていた数階建てのアパートの上の方の階が見えていた。
空き地は草っぱらだったような気もするが、土がむき出しだった単なる空き地だったような気もする。
そこで、幼稚園時代に、当時よく遊んでたО君と一緒にいた・・のだと思う。
先ほど「空き地の地平線」と書いたが、これだとその空き地が相当広大に見えたかのようだが、実際にはたいした広さではなかったと思う。なにせ、場所は都心。都心にそんな広大な空き地があったとも思えないし。
後年・・中学に入り、新たにできた友人S君の家は、私が通った中学の裏手にあった。
S君の家に遊びに行った時、私が幼稚園時にO君と遊んだ「謎エリア」は、位置的にS君の家の横あたりだったような気がした。
S君の家に遊びに行った時、彼の家の横手は駐車場になっていた。
幼稚園の時の「謎エリア」がそこだったとすると、そこはかつて空き地だった場所が、やがて駐車場になったことになる。
都心の中の駐車場。決して広い場所ではなかった。
それを見た時、「幼稚園の時にO君と遊んだ謎エリアは、このへんだったような気がしたが、広さが全然違うなあ」と思った私。
もちろん、前述の通り、幼稚園児の目の高さと、中学生の目の高さは違う。
幼稚園の時は広く感じた場所が、中学生目線の高さで見ると狭く感じたのはあるだろう。
だが・・そのへんを割り引いても、広さが違いすぎる気もしたし、なにより、地平線みたいなものがない。
駐車場の奥は、塀みたいなものがあり、その先がどうなっているのかはよくわからなかったが、段差にはなってなかった気がする。
また・・・私が中学の頃に遊びに行った時のS君の家は、お世辞にも新しい建物ではなかった。言ってはなんだが、私が中学生の時点でも、年季の入った古びた木造の2階建ての家だった。
だとすると、そういう古い家なら、私が幼稚園の時にもその家はあったはずだと思う。
もしその謎エリアが、S君の家の横手あたりだったとしたら、私が幼稚園の時にO君と遊びに行った空地には、すでにS君の家はあったはずだ。
だが、幼稚園の時に遊びにいった謎エリアには、S君の家らしき建物はなかったような気がする。
そうなると・・・??
幼稚園児の時に見た「謎エリア」は、やはり・・そこじゃなかった可能性も・・・ある。
多分あそこだろうと思っていた場所がそこじゃなかったとしたら・・幼稚園時代に遊んだ謎エリアの場所は、見当がつかなくなった。
まるで、幻の場所だったかのように。
で、結局その謎エリアは、それがどこだったかは、今も特定できていない。
数年前に、その場所方面に散歩したことがあり、久々にその場所を訪れてみたが、やはり特定はできなかった。
せいぜい「このへんだったはずなんだが・・・それとも、違うのかなあ」などと思うばかりであった。
あなたには、幼少の頃に遊んだ場所で、今ではそれが一体どこだったのか特定ができない場所で、当時すごく印象的に思えた場所・・・・そんな謎エリアはないだろうか?
もちろん、その場所は、幼稚園児でも遊びにいけた距離にある場所で。
そして今ではその場所はなくなっている・・という条件で。
それにしても・・その謎エリアがなぜ幼少の頃の私にとって印象的に見えたのかは・・分からない。
まあ、その場所が仮に今特定できたとしても、「だからなんなの?」という感じなのであろうが(笑)。
でも・・なぜ私はその謎エリアを長年特定したいと思ってきているのだろう。その理由もまた「謎」ではある。
なお、写真はその場所と関係ありません。
しかし昔から馴染み深かった幾つかの公園が解体されて、今はマンション住宅街に変わっていったことは、目の当たりにしました。
昔の名残など、微塵も残さず、住宅街に変わってしまいました。
それと同時に、公園だった頃には、よく見かけた屋台車の焼き鳥屋・おでん屋を全く見なくなりましたね。
情緒的で、私もよく食べに行っていたのに…。
だんぞうさんも、「謎エリア」の現地点は、だいたい分かっているのですね。
しかし明確に判ってしまうと、確実に夢やロマンは崩壊しますよ(苦笑)
特に感受性が鋭いだんぞうさんですから、現実を知ると、きっと傷心されるでしょう。
神様が「はっきりと分かる必要はない。そのままで良い。荒廃している現世に、せめてもの夢を」とおっしゃっているのかも…?
私が子供の頃にすんでた家は跡形もありませんし、街もだいぶ様変わりしました。
残ってるのは、地形くらいかも。
私の記憶の謎エリア、だいたいのメドはあるのですが、特定となるとなかなか難しいです。
まあ、特定しても、なーんだ、、、ってなことになる可能性はあります(笑)。