思えば私と馴染みのあった先輩や友人の中には、もうすでにこの世にいない人もいる。
連絡がつかない人を含めれば、その人数はもっと増えるかもしれない。
交流があった人の訃報を聞くのは辛い。その人にまつわる色々なことを思い出してしまうからだ。特に仲がよかった人、好感を持っていた人なら、なおさらだ。
だからこそ、久々の再会が出来た時は、互いに健在であることの幸せを感じたりもする。
先日、時代屋は、久々にライブに出演した。その名も「肝っ玉ライブ」。
個人的に思い入れがあって、また「思い出」の名前でもある、ライブ名。
メールでのやりとりだけで、あえて一般告知はしなかった。ライブ自体は大盛況で、ライブ開始時は立ち見もでる始末。
私が大学在学時代にいくつかあった音楽サークルのメンバーが合同で出演するライブだったが、中には一般参加したお客さんもいる。
この日、本来参加するはずだったメンバーの中に、難病を患い、出れなかったギタリストがいた。私にとっては先輩にあたる。
さぞかし無念だったろう。出たくなかったはずがない。
学生時代、私はその人と同じサークルではなかったので一緒に飲む機会はほとんどなかったが、サークルは違っても私の存在を認めてくれていたのか、顔を合わせるとニッコリ笑ってよく話しかけてくれたのが忘れられない。
なんとしても、難病を克服して、元気なギタープレイを見せてほしい。切に願うばかりだ。
人間、生きていれば、若いころは結婚式などで集まって再会する機会が多いが、年齢を重ねるにつれ、結婚式の代わりに葬儀などで顔を合わせることが多くなる。
結婚式はめでたい式だからいいけれど、葬儀での集まりは・・・辛いものがある。
悲しい場だからね・・。
でも、生をうけた限り、避けられないことでもある。時の流れを実感する時でもある。
そんなことを思うと・・・私のつたない日記をいつも気にかけてくださる人に対して思うことがあるのです。その中には、遠方に住んでて、中々会えない方は多いと思います。
近くに住んでる方でも、中々会えない方もいます。
どうか、私の日記を気にかけて下さる皆さんには、元気でいてほしい・・・と願うばかりです。
いつか再会したり、初対面できる日が来るまで。
それが、ライブの会場なら、なおさら幸せです。
この日のライブで時代屋が披露したメニューは、以下の通り。
1、置き手紙 2014 作詞・作曲 だんぞう
2、やってみせるよ 作詞・作曲 ジャンの介
3、母校が消えた日 作詞・作曲 だんぞう
4、アイリメンバーユー 作詞・作曲 ジャンの介
5、もっと早く出会えていたら 作詞・作曲 だんぞう
6、関係ないサ 作詞ジャン&だんぞう 作曲 ジャンの介
「置き手紙」は私が学生時代に作った歌で、過去に時代屋で一度だけやったことがある曲。
だが、今回は多少アレンジを変え、歌詞も部分的に変えて「2014年版」としてリニューアルしてやってみた。
それ以外は、どれも時代屋のメニューとしては定番曲といっていいかもしれない。
この日、リハのために店に早く入ろうとした時、突然の雷雨に見舞われ、一時はお客さんの集まりに不安になったけど、なんのなんの。
北は北海道から、南は九州からかけつけた出演者のために、たくさんのお客さんが来て下さいました。
我々の楽曲を聞いてオープンマイクにも誘ってくださったお店のスタッフさん、雷雨にもめげずに駆けつけてくださったお客さん、ありがとうございました。
そして、出演者の皆さん、お疲れさまでした。
私の日記をいつも気にかけて下さってる方にも、感謝します。
皆さんが。そして皆さんの大事な人が、いつまでも元気でありますように。
悲しい場での集合よりも、例えばライブのような楽しい場で会いたいものです。
時間には限りもあるようですし。
元気でいられるうちに。