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かつての私のHP「時代屋小歌」の音楽面での記事を復刻するブログ「時代屋小歌(音楽編)」の方で、このほど自作曲「母校が消えた日 ~昭和の子守唄~」の歌詞を復刻しました。
http://blog.livedoor.jp/syunka16-mymusic/archives/5110586.html
この曲は、現時点での私の唯一の自主制作アルバム「空を見ていた。」にも収録した曲です。
この歌は、私の母校である中学が取り壊された年に完成した曲です。
私の母校は、取り壊される数年前からとうに廃校になり、放置されてたようです。
で、ついに取り壊されることになり、取り壊される前に一度だけこの廃校になっていた母校の校舎の中に入って見学できる企画があることをひょんなことから私は知り、その企画に参加。
参加者が集まった時、その企画の主催者が言った「皆さん、母校の最後の姿です。どうぞ最後に校舎内に入り、記憶に焼きつけてください」という言葉が、まるで葬儀での「最後のお別れ」みたいで、私は胸がしめつけられる思いでした。
何十年ぶりかで再訪した母校は、ところどころ壁や床が崩れたり、雑草が教室内に忍び込んでいたりして、荒れていました。
でも。懐かしい教室などを見学するうちに、胸が熱くなってきたもんです。
もう誰もいない校舎の教室や廊下などに、何十年も前の自分や、級友たちの幻影がいるような気がしました。
何年も使われてなかったであろう黒板に残されたメッセージには、その学校の最後の生徒たちの思いが綴られ、不覚にも涙腺が緩くなりました。
私が母校を離れている間にも、そこには後輩たちの悲喜こもごもがあったはずですし、時代は変わっていっていたのです。
私がその母校に通ったのは昭和の時代。
母校への思いと、私がその母校に通った昭和という時代へのレクイエム・・そんな思いが、この曲を完成させました。
この曲をライブなどで歌っていると、歌ってる途中、この曲の中に自分が吸い込まれていくような不思議な気分になります。
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