喫煙可能が売りになってる居酒屋

 

一昔前は、禁煙であることがお店の「売り」である時期があった。

例えばいちはやく「店内禁煙」をうちだした某コーヒーチェーン店など。

 

だが・・今は・・嫌煙主体、禁煙主体の店が多くなって、逆に喫煙席があることが店の「売り」になりえる時代になってこようとは・・。

 

私の町でも、居酒屋などは大半が禁煙店だ。

喫煙場所を店内ではなく、外に設けている店もあれば、店内も店の外も禁煙・・・そういう店も多い。

こうなると、お酒の合間にたばこを吸う人にとっては、喫煙席がある居酒屋を探すことになる。

 

そんな中で、店内に喫煙可能な席がある店があると、無条件でそこに入ってしまう。

そういう店は町に今は数少ない。少なくても以前よりずっと。

だからこそ、喫煙人にとっては、店を選ぶ範囲が狭い。数少ない「喫煙可能」な居酒屋に客が集まってしまうことになっている。

 

喫煙できる居酒屋が普通だった時代の時は入らなかった店でも、今や喫煙可能というだけで、以前なら入らなかったであろう店に入るようになっている人はけっこういるようだ。

現に以前私が地元の街で居酒屋探しをして、やっとの思いで喫煙可能な居酒屋に入った時はそうだった。

その店では、禁煙席ももちろんあった。

だが、禁煙席にはあまりお客さんがいなくて、逆に喫煙席の方はけっこう客で埋まっていた。繁盛していた。

 

まあ、禁煙店なら他にもいくらでもあるからね。

 

その店にとって、喫煙可能であることは、「売り」になっていたように思う。

 

最近は「禁煙」が当たり前のようになっているので、喫煙可能な店は入り口に「喫煙可」の看板を出している店もあるぐらいだ。

以前はむしろ「禁煙」のほうが看板になったであろうに、今では「喫煙可」が看板になっている。

 

昔は、この現象は逆だったと思う。

 

世の中は・・・変わった。こんなところでも感じる。

 

 

分煙・・じゃいけないのかなあ・・。せめて居酒屋ぐらい。

レストランなどでは我慢するから。

 

昔ロック系の居酒屋に入った時など、店内に流れるロック音楽をバックに、そこかしこにたばこをくゆらす人がいたもんだったが、その光景も今は昔・・なのだろうなあ。

 

当時、たばこは、間をもたすのに便利だった（笑）。

 

会話が弾まない時に間をもたすには、たばこというのは便利だったんだがなあ。

 

そういや、何かの映画かなにかで、カウンターに座る「いい女」が、ポーズをとりながらたばこをくゆらせたり、あるいはその女性がやや見下し気味に見てる男に煙草のけむりをふきかけるシーンなんてのもあったっけ。

そういう女性は、今はどうするんだろう。

まさか唾をはくわけにはいかないだろうから、代わりに・・息を吹きかける？