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今でこそ飲み屋で深夜まで飲むことはほとんどなくなったが、若い頃はよく深夜まで飲んでいた。
ある時。
深夜2時くらいまで飲んでて。
もちろんもう電車など、とっくに終わっていた。
一緒に飲んでた友人の家が、飲み屋の近くにあったので、その友人の家に泊めてもらうことにした。
店を出て、その友人の家まで歩いて向かう途中、屋台のラーメン屋があった。
私も友人も、気づけば腹が減っていることに気づき、その屋台のラーメン屋でラーメンを食べることにした。
すると・・その屋台のラーメン屋の主人は、あきらかに「その筋」の人・・・という感じだった。こわもてで、言葉づかいもけっこうラフ。
あまり客商売っぽくない口調。
そういえば、テキヤや屋台の店は、「その筋」系の人がやっていることがある・・という噂があったことを我々は思いだした。
まあ、あくまで噂だったけれど。
ならばもしかしたら、この屋台の主人も「その筋」なのかも・・と我々は思いながらも、あまり気にしなかった。
とりあえずこちらは客なんだし。
だいいち、我々はラーメンを食べて空腹を満たせればいいだけだ。
やがてラーメンが出てきて、空腹だった我々は一気に食べ始めた。
すると・・その屋台の主人は、我々が一心不乱に(?)食べ進むのをチラチラ見ていた。
その視線に多少は気づきながらも、我々は食べ続け、やがて食べ終わった。
「ごちそうさん」と言って勘定を払った。
すると・・
その主人は、意外なことを口にした。
「あんたら・・・よくこんなラーメン食べられるな。俺だったら食わねえ。」
我々は一瞬、キョトン・・。
「は?」
だが、我々のキョトンとした反応に、店の主人は一切反応は返さなかった。
とりあえず、唖然としながらも、我々は何事もなかったかのように店を後にした。
歩きながら・・
「さっきのオヤジ、どういうこった?」
「よっぽどまずいと自分では思ってるんだろうね」
そりゃ・・確かに、めちゃくちゃ美味いというわけではなかった。
汁は薄かったし、何の個性もないラーメンだったし・・。
「自分でそんなまずいと思ってるんなら、店なんかやるなよ~」
「客にぞんなこと、普通言うか?」
「自分の作るラーメンに、こだわりなんてないんだろうなあ」
腹が減っていた・・という状況のおかげで、我々は「まずい」と思う感覚よりも、空腹を満たすということのほうが先決だったのだろう。
あるいは、酔いで「おいしい、まずい」の感覚がマヒしていたのかもしれない。
でも、食い終わってからあんなこと言われてもねえ・・。
食べる前に言ってほしかったが、食べる前にあの言葉を言ってしまったら、客なんて誰もこないよね(笑)。
ちなみにその屋台があった場所は覚えているが、今でもそのオヤジが屋台ラーメン屋をやっているかどうかは・・さだかではない。
それにしても、あんなことをいうラーメン屋の主人は、後にも先にも私は見たことがない。
この日記を書いてて、あらためて思うことは・・
さっきも書いたが・・
食べ終わって、勘定を払ってから、そんなこと言うなよ~~。
もしくは・・
思っても、口に出すなよ~~
もしくは・・
我々がいなくなってから、つぶやけよ~~どうしても言いたいなら。
というか・・
ならば、店なんかやるなよ~~!なまじ、あるから食べちゃったじゃないか。
私は今さらだが言い返したくなってきた。
「あんた、よくそんな店、やるよなあ。私なら、そんな店やらない」
あのオヤジが言ったことと同じようなセリフを返したい(笑)。
あなたは、こういう店に入ったこと・・・ありませんか?
その記事発表以来、屋台ラーメン店は、ご当地名物となっている博多天神などを除いて、激減したそうです。
「火の無い所に煙は立たない」と云い、又、だんぞうさんとお友達が召し上がったラーメンの店長の口振りを重ねて考えてみると、やはり噂は「本当だった!」のでしょうか?
或いは、豚骨ラーメンであっても、そのダシやスープの素となっている豚が何を食べていたのかを知ることによって、その店長の素振りや口振りが判ってきそうですね…。
豚は只でさえ雑食で、空腹時には、それこそ肉食ですから、「一番の物的証拠となる遺体を消すために」豚に食べさせることも、マフィアやヤクザの世界では珍しくないそうです…。
そんな噂があったのですか?
いくらなんでも、それはデマだとは思いますが、、、。
ぞんな噂を流されたら、屋台ラーメン屋にはいい迷惑でしょうね、、。
ただ、私が友人と食べたラーメンは、どんなレシピのラーメンだっのか、、。
その謎は、その時の主人しかわからないでしょうね。