我が家にあるギターで、一番ステージ映えするギターは、どれだろう。
そんなことをたまに考えることがある。
ライブなどで人前にでてギターを弾く以上、ギターのルックスはけっこう大事だと思っている。
エレキは、その構造上、ボディシェイプがアコギよりも自由度が高い。
エクスプローラー、ファイヤーバード、モダーン、ムーンサルトなどのボディシェイプは、アコギでは無理だろう。
やってやれないこともないと思うが、生音を響かせるという意味合いにおいて、無理もあるような気がする。
以前、楽器ショーで、フライングVのようなボディシェイプのアコギを見たことがある。
見た目でインパクトは絶大だったが、ボディがエレキよりも厚い分、抱えて弾くと弾きにくそうな気もした。
やはり、ああいう形状はエレキならではなんだろうね。
昔、エレキには、アメリカ合衆国の形のボディシェイプのエレキもあったが、あれなどはアコギじゃまず無理だろうなあ。
ともあれ、我が家にあるギターではどれが一番ステージ映えしそうか・・という話に戻るが、ステージ映えという意味では我が家のギターではJ-200が一番かもしれない。
なにより、ボディのカラーが赤。この「赤」という色がアコギとしては普通っぽくなくて好き。
ジャンゴ風ののセルマー・マカフェリ系の「オーパルホールモデル」も「D型サウンドホールモデル」も悪くないが、最近この手のジプシーギターはけっこう一般的になってきており、楽器屋でもよく見かけるようになったしなあ。
ジプシータイプのコピーギターを最初に楽器屋で見かけたのは・・・もう25年以上も前。
その頃は、ジプシータイプのギターはほとんどどの楽器屋でも見かけなかったから、その頃にジプシータイプのギターを持って人前に出たらインパクトあっただろうなあ。
初めてジプシー系ギターを見かけた時、作りはけっこうチープだったけど、そのルックスに惹かれて、衝動買いしてしまったっけ。
でも、そのギターは一度もライブでは使われることなく、売却してしまった。
その後、もっとしっかりしたジプシー系ギターに買い替えたけど、中々ライブで使う機会はないままだ。
それ以外では、マーチンのシュタウファーモデルなども個性的。
とはいえ、マーチンとしては個性的という意味で、現在さまざまなデザインのエレアコが様々なメーカーから出ていることを考えると、マーチンのシュタウファーは、やたら目立つ・・というほどではない。
D-76なども、出た当時は個性的に思えたが、マーチンのデザインは遠目でみると、その違いが分かりにくく、近くでジッと見ると、その違いが分かる感じ。なので、D-76も遠目でみたら、普通の一般的なドレッドノートにしか見えないだろう。
我が家にあったギターで、文句なしに個性的なギターがあった。昔の話だけど。
それは、バイオリンベースでおなじみのホフナー社で作られた、リュート型のギターだった。
このデザインはインパクト抜群だった。
サウンドホールは「透かし彫り」。
ボディシェイプは楕円形で、さらに、ネック側のボディが「先細り」になっている。くびれは無し。
ボディバックは、深いラウンドバック型。
糸巻きは、ヤイリがオーダーで作っているような独特の型(うまく言葉で説明できない)。
弦はナイロン弦。
で、ギター全体の「見た目」は、リュート。
正直、デザイン的には弾きづらかったのだが、デザインのインパクトは、エレキ以上だった。
ルックスに惚れて、ライブ用のギターとして衝動買いしてしまったのだが・・・・今はもう無い・・・。残念。
写真だけでも撮っておけばよかった・・・。
もしもこのギターが手元に残っていれば、ステージ映えという意味では一番だったはず。
その他の「我が家にあるギター」は、ファッショナブルなエレアコが多い現在では、どれも地味かもしれない。
となると、私の演奏する楽曲の傾向、そして色・・という意味では、やはり「赤いJ-200」が一番かもしれない。
・・あ!!!
もう1本、デザイン的にはリュートギターに負けてない個性派ギターが、我が家にはあったことを思い出した。
それは
ヤイリの桶ギターである。
バタフライ型のサウンドホール、ヒノキの桶を使った丸いボディ、ペケペケの音ながらちゃんとピックアップも付いている・・・・そういう意味では、我が家のギターでは、ルックス個性度ナンバー1は、これだナ(笑)。
パーティに持ってった時、バンジョーと間違われたっけ。
だが、時代屋としては、このギターの出番は・・・まだありそうもない。
写真は、HP「時代屋小歌」でも紹介している、ヤイリの桶ギター。
ギターのモデル名は、ズバリ「OK-2」!(←オケツと読まないように)
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