私は、原発の耐震に対し、次のような疑問を持っている。そして、されらに対し、明確な説明がないことに驚いている。
1.原発が設置される大地に発生する地震の予測の可能性についての確実性の説明がない。
2.原発の土台たる地盤の強度について
原発が仮りに、大きな耐震性を持っていても、土台が弱くては、「豆腐に乗る原発」である。阪神大震災で高速道路が橋桁もろとも横転したと、同じことが起こる。
「耐震設計指針」にすら強固な支持構造とあるだけで、明確な規定がない。先頃の杭打ち事件どころではない。
3.原発の耐震解析も部分ごとに解析しているだけで、全体の解析をしていない。これに対する言い逃れとして、機器の重要度ごとに解析しているから大丈夫であるという。
しかし、耐震上の最も脆弱点は、それら重要機器間の接続箇所、重要度の異なる機器間の接続にある。
4.耐震性のバックチェックにより、耐震強度がなんら補強工事をしないのに、いきなり高強度に変わること
こんなことは技術の世界では信じられない。なおさら、原発は放射能で汚染されていることから、補強工事は不可能に近いので、数値だけ変えている印象がある。
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