小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

正月早々

2019-01-02 22:07:26 | 帰省・家族
明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。


前回もちょっと書いたけど大晦日から帰省してきた。




故郷の駅に降り立った時の景色。線路の両側に普通の民家が建ち並ぶ。駅前ともなると駅ビルか、大きなスーパーがあるのが望ましいんだけどコンビニすらないので車は必須の地域です。
なので?、1日だけ初詣・墓参り・ついでに外食という日がある以外は家でこたつにみかん
で過ごす。そういうの大好きなんで苦にならない。

さて帰京するので荷造りしてたら母が慌てて大きな袋を持ってきて
「これを持ってきなさいよ」
あけると煎餅・あられ・おかきの袋が大量に。不自然に明るい茶色をしており、てらてらと光っているではないか。何これと聞くと叔母(母の妹)から貰ったものだという
「美味しくないから、持って帰ってくれないと捨てちゃうしかないのよ」

試しに1つ食べてみると。みりんだ。みりんの味が強すぎる。醤油せんべいとあるが醤油はどこ?
醤油せんべいという名のみりんせんべい。だからこんなにてらてらしてんのかな
確かにおいしくはない(;´Д`)

「まずいの押しつけないでよ」
「あんたお金ないんでしょ。これ食べればいいじゃない」
と押したり押し戻されたりの末、結局おかき1袋だけ連れて帰って来た。

この煎餅達は母が妹たちにお歳暮を贈ってそのお返しのようである。母には妹が3人いて、あとの2人の妹たちは気の利いた物や美味しい物を返してくれてるのに、この叔母だけが毎回謎のチョイスをしている。

一度送られてきたときにお世辞で美味しいといったら叔母が喜んで更に大量に送られてきたそうだ。慌てた母は意を決して叔母にハッキリと
「実はまずいからもう要らない」
と告げて、叔母激怒。今まで一度も欠かさなかった年賀状が今年は来なかったそうで
今度は母が怒っている。喧嘩とはこういう小さいことが発端なんだよねぇ
母の言い方に問題はあるが、叔母に非がないとも言い切れない。


思えば「?」と思うようなもの貰う事って人生でたまに起こる。どういうつもりなんだろうとかどうするのが正解だろうとかそのたび思う。私はとりあえずお礼は言う。お礼だけを言う。
その後引き続き不味いもの貰い続けたことはないが、堂々と謎の物を人にあげられる人って
正直よくわかんない (>_<)

今回に関しては母がよかれと思って贈ってるお歳暮が叔母にはうざいのかもしれない。
母としては祖母の介護をしている妹に感謝をしており、そのお礼とねぎらいの気持ちから贈ってるようだが、うまくいかなかったという…

年の近い4姉妹ということで母達は時々喧嘩をする。今のところは大事に至ってないし、
「捨てるしかない」と言ってた残りの煎餅も結局は食べると思う。
こういう内容なら揉めてお互い方向性を見直すのも
よいかと思うが、正月くらい全く波風をたてず、巻き込まれずで過ごしたいのになかなかままならないもんだ。
小さな話だが、小さなことほど丁寧にと肝に銘じつつ、みりん味おかきを食べる
私であった。


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