朝5時前の我が家の外気温度は1℃を記録する。空には北から流れる雲が見られるが、ほぼ下弦に近い月、広く星が見える。南寄りの空の低い位置にさそり座のアンタレスが輝いている。夜明けのこの時刻の星空は天文年鑑によれば6月の夜空に相当するようだ。
日の出に備えカメラを据え待機する間に明るい空ながらどこからとなく雪がちらついていたのだが、日の出時刻を計ったように北から暗い巨大な雪雲が流れ来て東の空を覆い尽くしてしまう始末となる。
草々に「今朝の日の出」を断念しカメラを収納した頃になって、雪雲の主流は南へ流れ去って後尾の雲のばらけたところに朝日は現れてくれる。急ぎカメラを取り出す。
7時20分15