3月15日から17日まで2泊3日の日程で民宿を利用して潮岬、大島・樫野崎及び串本・橋杭岩に日の入り、日の出の撮影に出かける。
初日は潮岬の北に位置する住崎海岸で夕日を撮る。
夕日を展望できそうな絶好の場所があって車を降りて見ると、そこには浜に降りる小道が付いているのに気づき、浜まで降りて下見する。
海岸の名称は後日串本環境協会に照会して教えていただく。
夕刻、日の入り時刻の凡そ1時間前に再び浜に降りる。この日は風が強く、海上には靄があって遠望は霞んでいる。
この時刻、浜にはいるのは唯一人と思っていたのだが、浜の北の方から一人の若い釣人が近づいて来る、大阪から来たと云う。これから帰阪するとのことである。
左に潮岬灯台を見る、海上は荒れ、白波が立つ(17時21分58)。
夕日は靄気味の大気に和らぎ、輪郭を際立って見せる(17時57分55)。
徐々に朱に色付き、間もなく靄に消え入る、どこの日没も寂しい限りである(18時00分49)。
二日目の16日は大島の東端樫野崎の日の出を撮る。
撮影地は民宿丸徳の主のお勧めの場所とする。先日現地を案内してもらっていたのですべて順調に運ぶが、港に降る細い道では車ヘッドライトの死角のできるカーブに特に神経を使う。
日の出の時刻、1時間前には防波堤にカメラを据え準備を終える。昨日の潮岬とは打って変わって風は殆んど感じないが、海上には靄が出ている。
ここは本州の南端、沖を航行する貨物船、漁船を多く目にし、しかも大きく見えるようだ。
時々刻々に変わる海上、空の様相に見とれているうちに日の出時刻が迫っている。
夜明け前の南東の空に輝く明星、このところ自宅ではこの星を前方住宅の屋根の上に目にしているのだが、ここは別世界の空のようだ(5時36分49)。
朝日は靄の中に朱を帯びて昇ってくる(6時09分17)。
大島東端、樫野崎の日の出撮りをこの一枚で終える(6時14分25)。
3月17日、串本・橋杭岩の日の出を撮る。
先日、日の出の方位角から見当をつけて置いた突堤の場所には、日の出時刻1時間前ではあるが、既に3基の三脚が立っているのに驚く。その後続々と撮影者が集まってきて、最終的には15、16人になっていたようだ。多くは地元や近くから人達のようであるが、名古屋、広島からの人もいる。これまで高山で数人の同好者に出合ったことがあるが、ここは別格のようだ。
橋杭岩について全く予備知識はなかったが、ここに林立する岩にはすべて名称がつけられていて、今時分の朝日は「大オガミ岩」と「小オガミ岩」の間に昇る時期にあるようだ。
朝日は初めは靄の中に薄らと朱に色づき、徐々に朱を濃くして昇ってくる。やがてまさしく朝日を拝む大オガミ岩に見えてくる(6時18分01)。
朝日を岩の近くに配すると、より拝む像に見えるようだが?(6時28分50)
高く昇った朝日を大オガミ岩の頭部で覆って御来迎風に捉える(6時33分49)。
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