【2020.10.11】
最近になって、『トヨタ式未然防止手法 GD3』と言う本に巡り合った。
ひょんな事がきっかけだが、私にしては珍しく読み進めている。
表紙に書かれた「いかに問題を未然に防ぐか」に惹かれた。
因みに「GD3」は「GDキューブ」と読むのだそうで、意味は下記の通り。
・Good Design:(良い設計)
・Good Discussion:(良い議論)
・Good Dissection:(良い観察)
著者が執筆中に「ニューヨークの世界貿易センタービルへのテロ」が起きた。
なぜ、「未然防止」ができなかったのかと悔やまれると「まえがき」に記されている。
この本の中身については、別の機会に譲るとする。
今回、私はこの本で「ロジスティック曲線」と言うものを初めて知った。
別名、「バグ曲線」と言われコンピュータープログラムに潜む誤りをテスト期間中にグラフ化したものとしても知られているそうだ。
バグとは「虫」を意味する。
詳しく理解する為には高度な数学の知識が必要で、まともに立ち向かったのでは「挫折間違いなし」で有る。
ただ、私は現在のコロナウイルスの感染者数の推移について何か当てはまる部分が有るのではと感じたのである。
そこで早速、各種のデータの可視化を行った。
まずは、1月23日に一人目の感染者が確認されてから10月9日に至るまで261日分の感染者の累計数をグラフ化することから着手した。
その結果が下のグラフで、何となく「S字曲線」になっていて、見た目は「ロジスティック曲線」の様な感じになった。
次に、PCR検査数の実態について調べ、その累計数をグラフ化してみた。
更に、PCR検査数と感染者数を比較して「陽性率」をグラフ化してみた。
上記の生データは、「東洋経済 新型コロナウイルス 国内感染の状況」による。
今回のグラフ化により以下の事が言えるのではないかと思う。
・感染者数の累計は、収束の気配が無い。
・PCR検査数は、加速している。
・全国の陽性率は、6月頃から大きな変動が無い。
データの分析は、労力が必要だが面白いと感じる。
さて、我が家の日曜日の夕刻の晩酌前には台所のラジオから曲が流れる。
本日は、「叱られて」を聴きながら晩酌を開始した。
倍賞千恵子/叱られて