東京で最高峰の風張峠(かざはりとうげ)。
かつて都民の森経由で行ったことがある。
とにかくうんざりするほどだらだら長い。
「もういっきょに登らせてくれ!」と思わせる。
だが、それは大いなるまちがいだ。
いっきょに登る、別ルート。
風張林道。通称「かざ☆リン」
地図にも載ってない悪魔のコース。
4キロ平均斜度12%。
記憶喪失の坂とも呼ばれる。
あまりのきつさに、すべての記憶を失う。
都民の森ルートの帰りに「かざ☆リン」を下った。
「うん。これは人間が登っちゃいけない道だね。」
あまりの勾配にブレーキが利かなくなり、なんども降りて歩いた。
あれから1年。
ついに「かざ☆リン」と戦う時が来た。
最寄り駅は武蔵五日市。
ここに家から直通の電車があればどんなに山岳ライフが充実することか。
どう乗り換えても、無駄な時間が増えていく。
悩んだ末、自走、60キロ3時間かけて到着。
だらだらと登り檜原村役場。
この先のT字路
左に行けば都民の森コース。
右に行けば「かざ☆リン」
もちろん右を選択。
ここからは上り坂が続く。
脚を削られないように、巻き足中心にゆっくりとしたペースで進んでいく。
ついに強敵「かざ☆リン」とご対面。
ここまででもかなり登ってるし、走行距離も80キロを越えた。
地面に転がり入念なストレッチ。
「はぁぁぁぁぁ~~~~~~」
ため息をつくと幸せが逃げていくと言うが・・・
このときカメラを買い換えた。使い方が分かっておらず、データをUSBメモリに移すときに
全てが飛んだ。
あぁぁっぁ~
自分で自分を殴りたい。
以前撮ったものと、最近近場に行って撮ったものと、ありものとで構成しています。
後半に続く