
「東大廃墟」と「ニセとらや」を経て、最終目的地「高輪消防署二本榎出張所」
はい。これは良い!
歴史とか建築様式とかどうでもいい。
その風景を見た時に、イメージが広がれば、そこは素敵な場所。

美しい旋律が頭の中に流れ出す。(ユーチューブを貼ったので聞きながらお楽しみ頂ければ)

事前に予約すれば建物内も見れるらしい。このへんを訊いとかないと「パシリもできないのかよ」と師匠に怒られる。
受付に行くと
「今から見ます?」
「はい、もちろん」

消防隊員が案内してくれる。

階段も赴きがあるねぇ。

展望室。できた当時はまわりに建物がなく、東京湾まで見回せたらしい。

火事を見つけたら、この鐘を鳴らしたのだろう。



非常灯はアール・ヌーヴォ


火事の時はこの棒でしゅるるるる。
「消防車も見ますか?」
「はい」

80年前の車とは思えぬ美しさ。

子供の頃、こんなミニカーを持ってた気がするな。

パーツも良いじゃないですか。

童心に帰るぅ~。
「ありがとうございました」お礼を言って、自転車にまたがる。
あ~ぁ、楽しかった。
この辺の、他の見所。

庭園美術館 アール・デコ建築
(この日は休み。やっと自転車登場)

明治学院チャペル(礼拝堂)、明治学院インブリー館、明治学院記念館
東京都「特に景観上重要な歴史的建造物等」に指定
消防署の前に立ったときに頭に流れた曲
Natalie & Nat King Cole - Unforgettable「 アンフォゲッタブル」
親父はどこまでも甘く、娘の声はパンチがあるな。
初めてこのビデオを見た時、ちょっと泣いてしまった。
亡くなった親とこうやって出会える。
美し過ぎる。なにもかも。
第一次世界大戦後の「ドイツ表現主義」というデザインで、曲線と曲面をモチーフとして力強く流れる躍動感のある設計が特徴です。
現在の庁舎が落成した時に停電用の照明として「アールヌーボー風のガス燈」が円形講堂に設置され、現在も当時のまま保存されています。
■ シンボルタワー
昭和59年、前野教授(東京芸術大学)の設計で望楼の塔頂部に東京都の「文化デザイン」事業を踏まえ、現代にマッチしたシンボルタワーを設けました。
■ 灯台・軍艦
出張所は海抜25メートルの位置にあり、新築当時は周囲に高い建物がなく、東京湾を眼下に眺望できたことから、「岸壁上の灯台」とか「海原を行く軍艦」と評されていました。