フランス領事館跡は山下公園と港が見える丘公園の間にある。その表通りにある坂が、短くはあるが、斜度と曲がり具合が良く、好んで登っていたため、この場所を見逃していた。
両公園を通ずる道を、自転車を押して上がっていくと、人目を避けるかのごとく、ひっそりと静かに佇んでいる。
写真の腕がなくて残念なのだが、実際はもっとなまめかしかった。かつてあった美しさの念のようなものが漂っていた。
ありし日の姿を復元しようと想像が駆け巡る。
だが、建築の知識がないため、邪念が頭に広がる。
軽い眩暈を感じながら、次の場所へ
山手80番館跡(ブラフ80)
領事館跡で巻き起こった妄想が頭を離れない。
山手80番館跡から弓道場が見える
頭を何度も振ってみる。
こびりついた妄想。
滅びてしまった美しき世界・・・。
幻影。
Sylvian & Sakamoto - Forbidden Colours 禁じられた色彩 戦場のメリークリスマス メリークリスマス、ミスター、ローレンス
Forbidden Colours
両手の傷は決して癒えそうにない
信じていればいいと思っていた
ここに僕はいるのか? あなたから遠く離れて
キリストの血 あるいは 魂の鼓動
ぼくの愛は禁じられた色彩を纏っている
ぼくの生涯をあなたに
原曲をご存知の方も多いと思う。映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲だ。
残念ながらこのPVには権利の関係で、主役のデヴィット・ボウイは映ってない。
歌っているのは美の申し子、デヴィッド・シルヴィアン
彼が事故で顔に怪我を負ったとき「世界で一番美しい顔に傷がついた」と報道された。
後期になると、音楽を聴いて欲しい、ということで、ジャケットに顔写真を載せなくなった。
デヴィ・シヴィさんは「JAPAN」というグループにいたのだが、結成当時は日本に思い入れはなかった。後に坂本龍一や土屋正巳と活動する。
このタイトルはデヴィ・シヴィさんがファンだったと言う三島由紀夫の
作品、「禁色(英題=Forbidden Colours」から引用されているらしい。
三島の「禁色」に出てくるゲイ・バー・ルドンは、現在の銀座五丁目近辺に実在した「ブランスウィック」がモデル。このゲイバーにボーイとして勤めていた実在の美少年に 三島は憧れを抱き、このボーイを小説の主人公・南悠一として書き上げたらしい。
そして、この店には、実際にかつて、丸山(美輪)明宏がボーイとして働いていて、三島と親交があったそうだ。
Merry Christmas, mr. Lawrence: The kiss
ある説によると人間の3分の1は同性愛の要素を持っているそうだ。
気付くか、気付かないか。倫理観や常識の殻が固いかどうか。
内面を探るアーチストに同性愛者が多いのはそのためなのだろう。
自分にはその傾向はまるでないが、デヴィット・ボウイが好きな時点で、その素養が潜んでいるのかもしれない。
今さら発症されても困るが。
おまけ
大通りに聳え立つ風俗デパート。横浜、アタマオカシイ。こんなの世界でここだけじゃないか。普通、隔離するだろう?
これより、廃墟に興奮している自分の方がヤバイのか・・・。
両公園を通ずる道を、自転車を押して上がっていくと、人目を避けるかのごとく、ひっそりと静かに佇んでいる。
写真の腕がなくて残念なのだが、実際はもっとなまめかしかった。かつてあった美しさの念のようなものが漂っていた。
ありし日の姿を復元しようと想像が駆け巡る。
だが、建築の知識がないため、邪念が頭に広がる。
軽い眩暈を感じながら、次の場所へ
山手80番館跡(ブラフ80)
領事館跡で巻き起こった妄想が頭を離れない。
山手80番館跡から弓道場が見える
頭を何度も振ってみる。
こびりついた妄想。
滅びてしまった美しき世界・・・。
幻影。
Sylvian & Sakamoto - Forbidden Colours 禁じられた色彩 戦場のメリークリスマス メリークリスマス、ミスター、ローレンス
Forbidden Colours
両手の傷は決して癒えそうにない
信じていればいいと思っていた
ここに僕はいるのか? あなたから遠く離れて
キリストの血 あるいは 魂の鼓動
ぼくの愛は禁じられた色彩を纏っている
ぼくの生涯をあなたに
原曲をご存知の方も多いと思う。映画「戦場のメリークリスマス」のテーマ曲だ。
残念ながらこのPVには権利の関係で、主役のデヴィット・ボウイは映ってない。
歌っているのは美の申し子、デヴィッド・シルヴィアン
彼が事故で顔に怪我を負ったとき「世界で一番美しい顔に傷がついた」と報道された。
後期になると、音楽を聴いて欲しい、ということで、ジャケットに顔写真を載せなくなった。
デヴィ・シヴィさんは「JAPAN」というグループにいたのだが、結成当時は日本に思い入れはなかった。後に坂本龍一や土屋正巳と活動する。
このタイトルはデヴィ・シヴィさんがファンだったと言う三島由紀夫の
作品、「禁色(英題=Forbidden Colours」から引用されているらしい。
三島の「禁色」に出てくるゲイ・バー・ルドンは、現在の銀座五丁目近辺に実在した「ブランスウィック」がモデル。このゲイバーにボーイとして勤めていた実在の美少年に 三島は憧れを抱き、このボーイを小説の主人公・南悠一として書き上げたらしい。
そして、この店には、実際にかつて、丸山(美輪)明宏がボーイとして働いていて、三島と親交があったそうだ。
Merry Christmas, mr. Lawrence: The kiss
ある説によると人間の3分の1は同性愛の要素を持っているそうだ。
気付くか、気付かないか。倫理観や常識の殻が固いかどうか。
内面を探るアーチストに同性愛者が多いのはそのためなのだろう。
自分にはその傾向はまるでないが、デヴィット・ボウイが好きな時点で、その素養が潜んでいるのかもしれない。
今さら発症されても困るが。
おまけ
大通りに聳え立つ風俗デパート。横浜、アタマオカシイ。こんなの世界でここだけじゃないか。普通、隔離するだろう?
これより、廃墟に興奮している自分の方がヤバイのか・・・。