「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

2)感性と論理の相関

2019-02-25 20:47:00 | 日記

警察官に拳銃の所持が許されるのは健全な精神の所在が確認されて、大きな威力を持つ道具の所持と活用が認められる。これがごく身近な感性と論理の適正な相関を表す例示になり精神面の良性への同一的な見解と収まる。男性や女性という性別の区分等を浮かべる前段としての精神と身体性の健全な在り方が人間の根源的基準を産む。二次三次的な識別を図る前段の観点について確かな見解を備え万人的同一尺度の強固な常識と浸透して二次三次的な基準の在り方に反映される。学業の分類においてもこの根本的基準が下地になり、感性と論理や感性と機械性の作り方を産み文系と理系等の相関にも反映される。主として人間の心理面に着目し健康な精神性を問い作る文系という学術に対し、機能的な因果性を探究し自然科学の因果を問うと共に健全な感性を持って科学の知見と意図する効用を浮かべ、それを遂げる技術を投じる文理の相関が組まれる。技術力と影響に対して人間の生命の重みを抱き生滅不可分の感性を基盤に持ってより良き生の出現を果たす科学や技術により健全な感性と機能を遂げる。車両等という優れた機械性の生産や自動制御システム等という高精度の技術についても根本原理は不動的汎用性を生む。精神性と機械性の同一原理と備わる。人と道具と人の相関や人と自然の相関における根本原理が引き出される。これが狂うと社会や生態系の基礎を失った物質世界が進行し短期性の利益を遂げても中長期の利益を下落させる。使用者と労働者の関係性や男性と女性の関係性、子供と大人の関係性、小国と大国の関係性等々、あらゆる力の大小間においての共通的な原理と働き健全な人間性の実現を遂げる。普遍的且つ不変性の基準と固まり所与的な価値観を備え各種現況の観測と評価や予測に回り適正策を投じる法則と回る主体性の適正観が揃えられる。感性の健全性に価値の根源が起こる。健全な感性から論理が引き出され具象的な構図に精査し皮膚感覚の現象へ連なる。根が歪であるとその性質が下流に反映される。感性と論理や機能の相関における不動的な見解が整理される。利己性の強い感性にはそれに相応する力や権限であって力と責務の均衡を保つ。この面に焦点を当てて根源的な基準と適用が図られる。二次三次の基準を所与として運用を図る配置と根源的基準から各種基準の適正を測定する立場の違いが明瞭に抑えられる。この構図が弱まると根の貧素な二次三次の基準と運用に外れ歪な構造や局所現象を招く。根源性から全体性の概念が引き出される。この間に特定性の形成を通し根源性と全体性を問う活動性の積み重ねを持って質実の良い根源と全体の集約性を遂げる。実際的稼働性と整合性を果たす動静の規則性を基盤として習慣と培い実際的な感性と論理の整合を齎せる。概念と感覚の妙に乖離する不健康な精神に陥らぬ確かな作法の認識が定まる。質実の良い規則性から質実の良き概念や感性が出現し集約的な良し悪しの判定に回る。精神面に疑念が高まるとその上に何ら正当性や信頼性も喪失しまともな関係を作るに及ばない。力に相応する精神の検証を重ねる社会の規則性が持続する。様々な基準と稼働を図る上での根源性の基準となり文化政策の一丁目一番地の観点が導出される。時空を超えた人間の価値観と広がる。精緻性を求め細分化した領域が深まるほどに根源律が弱まる傾向が出現する。統合性の観点を重力として「分化と統合、前進と後進、攻守、生滅」等の二極性に対し健全な制御を果たす規則性の持続に価値の根源性が出現する。この人間の根幹の健全性を持続させる役割に文化政策の主題が定まる。これらが文化の根幹的な理念となりこれを遂げる様式の具象性と展開の定着を果たす総合的持続政策の体系が構成される。3つくらいの工程の分化により無理のない作業範囲が起こり統合性を果たし協働と体系が落ち着く。一か所に過重な負担を求めずに適正量に分け長きに及ぶ生産体系が生まれる。

 


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