酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

all the muddy waters

2009-10-21 12:24:46 | 


これから冬が来るというのに
星はちっとも瞬かない、
空に煌きはない、俺の心にも今

本物の夜空を3000mの上空で見上げ、
彼女を思い出した、
下っていく道、
あの娘を誘うバーをもう気が早く、
考えていた。


天の川はあんなに見えていたというのに、
地上にはどぶ川しか流れていない
俺の心にも今

どんな道を辿っても、
どんな高みにあっても、
目の前に全てが開けるわけではない。


それでも俺は信じていたんだ、

決して全てが消えていきはしないと。

マイ アポロジャイズ

2009-10-14 12:17:43 | 



俺は彼女を奪えない、
たとえあがいても
二人の生活が交わらない以上
俺は彼女を奪えない

お互いが持つものを、失わない為に
俺は臆病になっている、

伝える術も無いものを
こっそりと書いて、それは嘘のようなものだ、
それをあの娘が読んでいるかも知らず、
そしてそれを、尋ねたくも無い

間違ったことを書いているからだ、
気を引こうとしているだけだから、

俺は彼女を奪えない、
焼いた牡蠣のスープ、ランクの上の白ワイン
そんなものは何の武器にもなりはしない、
音楽が胸に響いても
なんら変わることも無い

俺は彼女を奪えない、

それでもそれを恨んではいない。
まっとうなことだから、

俺はただ、奇跡が起こる事を
期待してみただけだ