怒りに任せて猛烈に車を蹴りつけていた若者は
今や拘置所で判決を待っている
あと一歩のところで踏み止まった奴もいるが
その差は僅かなような気がした。
また、仲間の1人は
顔を引きつらせて女の髪を掴み
振り回したりもしていたが、
早晩別れは来るものだ。
そいつは今、一人美味そうにビールを飲んでいるが、
満足しているわけではないだろう。
人の世に、男と女がいる限り。
俺は詩でも書こうと躍起になるが
てんで様にならない
仕事に精を出せと言う上司たちに、帰る時間まで目を凝らされるが
何処かのネジがトンだ俺は、知らない振りで
詩をやっつけようとしている、
要するに
これだって精神の箍が外れているには変わりない。
上手く詩は書けず
俺は怒りに任せ、女を許せず、
不満げにビールを飲むだろう。
この世に酒と女と、文章らしきものがある間は
今や拘置所で判決を待っている
あと一歩のところで踏み止まった奴もいるが
その差は僅かなような気がした。
また、仲間の1人は
顔を引きつらせて女の髪を掴み
振り回したりもしていたが、
早晩別れは来るものだ。
そいつは今、一人美味そうにビールを飲んでいるが、
満足しているわけではないだろう。
人の世に、男と女がいる限り。
俺は詩でも書こうと躍起になるが
てんで様にならない
仕事に精を出せと言う上司たちに、帰る時間まで目を凝らされるが
何処かのネジがトンだ俺は、知らない振りで
詩をやっつけようとしている、
要するに
これだって精神の箍が外れているには変わりない。
上手く詩は書けず
俺は怒りに任せ、女を許せず、
不満げにビールを飲むだろう。
この世に酒と女と、文章らしきものがある間は