小さなバーでは酒さえも 2006-01-12 18:07:50 | 詩 モヒートの甘さの中で一杯、 なんて優しい なんて愛らしい、 下品さを気取る青い龍、 なんて愛らしい なんて美しい、 ぶち壊れたグラスに注ぐ マイヤーズ、 オンザロック なんて美しい なんて激しい、 ウォッカ テキーラ 冷えたドライレシピの マティーニ、 なんて激しい そして無謀な… 少しだけ、俺は 酔って足取りの覚束無い 酔って下らない………… バーには少々飽きたみたいだ なんて正しい、 そんなにも正しい。
無秩序 2006-01-11 10:18:08 | 詩 言葉はまるで無秩序の為 ほとんど糾しようの無い社会で 俺たちは底辺を支え 理由も無く税を毟り取る役人と政治家に、 うんざりさせられても 大した方策も念じられない ゆっくりとした破壊と 今も見えない赤いの空 現実も無く、人が呼吸するだけでも、耐えられない 諦めた熱病は言葉になって むやみに胸を刺す 不機嫌な愛になって、