酒馬鹿三兄弟、次男の岸壁はしご酒

酒は飲んだら飲まれましょう、しかし仲良く。拙い酒と乱暴ポエトリ月夜の酩酊ランデブー

クソったれ その2

2014-01-10 17:05:54 | 





また始まったこの体の
悪い夢のような、左腕の、脚のしびれは
もう20年も前になる兄貴の、予兆のようだ

20年前の真夏の日、
左半身を痺れさせ、倒れ、担ぎ込まれ
兄貴から職と栄誉を奪い去った
視床下部脳梗塞


俺のからだにも爆弾の様に仕組まれてるように感じる予兆

それでも俺は俺に根性と言い聞かせる
俺を守るものを守れ、と、発破を掛ける

そしてそんな自前の説法が俺の詩作の原点だから
誰も読まない物だとしても一向に構わない


俺は俺が生き続ける為に書き始め、
病の予兆が起こるたびに
タフになれと言い聞かせる、





こう書きながら、

俺は倒れることは無い
そのうちぶっ倒れるだろうと言う想像は拭えないのに
俺は倒れることは無いと決意する

俺を守るものを守ることが俺を守ることなんだ
呪詛の様に神さまを罵倒するのも、同じことだ


おれはおれの為に生きているわけではない
誰かに生かされてるとすればそれは天の神さまにでも無い


虫や、犬や稲妻や、
流れる血のおかげで俺は生き、
そして今すぐは決して倒れないと俺と契る


この声明を誰も読まないとしても一向に構わない、
生きる為の肉声を、書いているだけだからだ、

ただ一言で書けば
恐怖に

克つ為に書いているだけだ



へいちゃらだ、