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若い男の、それは奥ゆかしい思慮深い男だが
性欲について、ピンガを揺らしながら語ったわけだ。
世に性欲を蔑む者は多い、
語るを下卑たというやつもいるが。
もし男が女の下半身から丸ごと興味を失ったら、
政治家がマスコミで圧死するよりも、
学者が地球を悲観して硝子部屋で自死するよりも、よほどにタチがわるい
俺は男がたまたま男を欲するという点では
ホモ野郎を否定はしない。
レズビアンについても同様だ、
男性器が付いているのに自分を女だと思う、
若しくは深い割れ目がありながら、
自分を男子だと思う、
これは
おれは性には柔軟性が無いだろうから、
想像力は及ばないが、
愛については虚言を弄するなら、なんだっていいだろう。
殊更生殖を勧めるものでもない
が
けれど
彼も連中も、
今生きているのは果てしなく続いた行為の滴であることは
間違いが無い。
愛や欲望は違った観点からも語られるが、
虫やピラニアや煙や檜とは違って俺たちは
欲望が無ければ、子孫を増やすことが出来ない、
おっ立たない男に用は無い、
等しくおっ立たないような女にも用は無い。
たとえば田舎娘のような女でも
男がものにしたいと思うのならば、それは檸檬のように甘い。
件の若い男は純情な振りをするほど馬鹿馬鹿しい人間ではないので
愛よりも
欲も、ある。
おれは、
俺は吹き出した。事実はどんな想像よりも美しい。
俺たちは五反田を歩き出した
俺たちは歌舞伎町を歩き出した