いつか来る別れの日には
失ったあの夕べ
一つだけ披露しようと思う。
これはとんでも無くみっともない話だが
誰かが言う、
あのジャマイカの詩人だって
”女なんていなければ泣くことも無い”と。
きっと忘れてしまうことだから、
そのままにしておくべきだろうに、
俺はまた、駄文を繰り返せば気の済む事のようだ
愛していたことなんて誰にも一度も無い。
それでもいつかは、
たった一つだけ何かに触れ、
手触りだけはハートにも潜んでいる。
これは筋肉の一種なんだろうな。
いつか君にも美しい娘が生れるだろう。
きっと俺は忘れてしまうが。