75歳以上の高齢者運転免許更新の条件となる認知機能検査を初めて受けてきました。更新時の半年前に更新時点で75歳以上であると今までと違ったお知らせはがきがやってきます。
今までは高齢者講習等の受講だけだったのですがこれに認知症を診断する検査が加わります。居住している地域ではその受験場所は運転免許試験場(更新場所)になりWEBによる予約が必要になります。
この検査の内容は16個の絵を覚え、一定の時間経過後にこれを書く検査と、当日の年・月・日・曜日・時間を書くものです。出題される絵は、A~Dまでの4つのパターンがあり、各パターンには16枚の違ったジャンルの絵が並んでいます。
この4つのパターンは今のところ変更がないようなのでこれを前もって覚えておくことになります。覚え方はいろいろあるようですがオススメは4つの絵でストーリーを作っておく方法です。例えば左上の「刀、アコーディオン、足、テレビ」では、「アコーディオンをかけて歩き(足)腰には刀を差している、でテレビの脚=足」のように何でもよいので連想できる情景を作ると覚えられると思います。ただしこれをA~Dの64枚について全部やっていくと、各4コマは覚えられてもそれがA~Dのどれだったかがゴチャゴチャになる恐れもあります。
採点は 絵を覚える×2.499、年・月・日・曜日・時間×1.336 で、合計が36点以上で合格となります。なので年月日等はOKとすると5×1.336+2.499×絵の数>36から正解しなければならない絵の数は12枚になります(ネット等では絵は1枚5点で半分できればOKとの記事もありますがこの数値が合格時にもらえる書類に書いてありましたので最新の情報だと思います)。
実際に検査を受けてみた感想ですが、一般的な試験の様に机に座ってヨーイドンで始まるのかな、と思っていましたが、この検査はそれぞれ(各机で)別々にヘッドフォンのナレーションを聞いて、タブレットの問題にタッチペンで解答を書くものです。なので各人の開始と終了はバラバラになり周囲の人の入れ替わりが激しく、とても集中できる環境ではありません。そこでヘッドフォンの音量を大きくしておくのがオススメです。
何でもそうですが試験、検査と名の付くものは少なからず緊張が伴い、大勢の受験者が周りにいる中で行うのであまり簡単に考えない方が良いと思います。この日も完璧に覚えていったつもりですが、ポンと記憶が飛んで満点はとれませんでした。
なおタブレットの個別検査なので解答の記入と採点が同時に実施されていき、途中で合格点に達すると画面に「合格・終了」の表示が出ますので、早い人では数分で終了することもあるようです。