久しぶりにお友達と気軽なお茶事に行ってきました。
玄関にはお雛様の飾りが私達を迎えてくれました。
待合
懐石も本来は折敷にご飯、汁、向付。一献、飯器、煮物椀、焼物、強肴、お漬物や湯桶と続きますが、
お干菓子も雛祭りにちなんだお取り合わせ。
通常、正式な正午の茶事は席入りから退席まで約4時間位かかりますが今回は2時間位に凝縮した新しい取り組みのお茶事でした。
(お写真はご亭主様の許可を得て撮影致しました)
玄関にはお雛様の飾りが私達を迎えてくれました。
待合
二畳台目の小間で甘酒をいただきました。
正式には路地で手を清めて無言で亭主と客との無言の挨拶がありますが、割愛しました。
本席の床の間
お雛様画さんのお軸
「桃花笑春風」
(とうか しゅんぷうに えむ)
点前座には
徒然棚に染付の水指
棚の中には桜のお棗
炉縁は亀毛流水のおめでたい蒔絵。
釜はこの時期ならではの釣り釜が添えられてました。
懐石も本来は折敷にご飯、汁、向付。一献、飯器、煮物椀、焼物、強肴、お漬物や湯桶と続きますが、
今回はワンプレートに凝縮して、お弁当形式、煮物椀と一献もいただきました。
炭手前は水屋道具で整えるだけに割愛。
主菓子は縁高で。
ひちぎり:太一製
柔らかくて美味しい。
中立の後、後入り。
床の間は竹花入に乙女椿。
(椿はご自宅の庭より)
濃茶(濃茶の時のみ写真不可)
亭主と客の無言の交わりのメインの場。
お干菓子も雛祭りにちなんだお取り合わせ。
ゆらゆらと釣り釜の松風の音を後にして、一足早く春爛漫、久々に豊かな時間を楽しませて頂きました。
美味しいお茶とご亭主様の心配りが随所に感じられる和やかなお茶事でした。