上野の森美術館(12月17日まで)
怖い・・・と言っても幽霊や妖怪などが
描かれているわけではありません。
(一部死神はいましたが)
よく観ると怖い、描かれた背景が怖い。
その代表が
「レディ・ジェーン・グレイの処刑」
ひときわ大きな作品(何号かはわかりません)
中央の白いドレスのジェーン・グレイ、16さい。
少女らしい、ピンクがかったほほ。
首置台を探す左手に光る、真新しい結婚指輪。
この絵を観に行く前に、
桐生操さん著の『悲劇の9日女王ジェーン・グレイ』を
読みました。
なぜ16歳で処刑されなければならなかったのか。
その歴史が、怖い!
描かれているほかの人物や背景は暗く
今死に臨むジェーン・グレイだけが白く
浮き立つように描かれている。
ジェーンの姿から、目が離せませんでした。
雨だから人が少ないかなと思ったら
考えることは皆さん一緒ですね。
混んでいました。
でもとても趣きのある絵ばかりで、
行ってよかった。
お越しいただいた方、ありがとうございました。
明日は、今日より少しHappyな日になりますように。