映画「TOCKA❲タスカー❳」
(HP)
(予告編)
〈あらすじ〉
北海道オホーツク海沿岸の街が舞台。
章二 (金子清文)は、
自分を殺してくれる人を捜していた。
妻と息子に先立たれ、小学生の娘を
老親に預けている彼は、
せめて娘に多額の保険金を残して
死のうと思っていたのだ。
本多早紀 (菜 葉 菜)は、
歌手活動をしていたが、
売れないまま 40 歳近くなり、
東京の芸能事務所を やめて、
親に内緒で故郷の北海道に戻ってきた。
結婚しようと思っていた相手とも
彼の浮気が原因で 別れ、
借金には追われていたが、
それが理由というわけではなく、
なんとなく生きる意味を失って いた。
大久保幸人 (佐野弘樹)は、
詐欺まがいの廃品回収会社に勤め、
その傍ら盗んだ灯油を売り歩いて
生計 を立てていた。
父はおらず女手ひとつで育ててくれた
母は、入院中。
同居する妹は、
行方知らずの男の 子供を身籠り妊娠中。
先の見えない生活に疲れていた。
〈高橋裕之のシネマ感〉
終始重たい感があるけど
それが、どっしりではなく
意外とさらっとしてるのが
この作品の不思議な力。
サスペンスなのか?
ロードムービーなのか?
いや、人間ドラマでしたね。
話の展開の中で
「そんな馬鹿な」って事な
エピソードもあるけど
それは、生とは?死とは?に
繋がっていると思った。
約2時間釘付けになる作品。
ゴリ押しでない
出演者の演技も好き。
「赤い雪」で、お会いした
菜葉菜さん、
今作でも良かった。
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