(C)2021 NOLITA CINEMA – DEADLY VALENTINE PUBLISHING / ReallyLikeFilms
シャルロット・ゲンズブール
監督デビュー作
「ジェーンとシャルロット」
〈概要〉
2018年、東京。
シャルロット・ゲンズブールは、
母であるジェーン・バーキンを
見つめる撮影を開始した。
これまで他者を前にしたときに
付き纏う遠慮の様な感情が、
母と娘の関係を歪なものにしてきた。
自分たちの意思とは
関係ないところで、
距離を感じていた母娘。
ジェーンがセルジュの元を離れ
家を出て行った後、
父の元で成長したシャルロットには、
ジェーンに聞いておきたいことがあったのだ。3人の異父姉妹のこと、
次女である自分より
長女ケイトを愛していたのではという疑念、
公人であり母であり女である
彼女の半生とは一体どんなものだったのか。
シャルロットは
カメラのレンズを通して、
初めて母親の真実と向き合うことになる。
〈高橋裕之のシネマ感〉
6月22日の
シャルロット・ゲンズブールの
来日イベントが中止になり
その後に
この作品を鑑賞した矢先の
7月16日に
ジェーン・バーキンの
訃報が届き驚きました。
ジェーンもシャルロットも
予感があり
この作品を残しておきたかったのかな?
やはり東京の来日公演の
シーンから始まるので
日本でヒットしてほしいですね。
時にジェーンが主役
時にシャルロットが主役
二人が向かい合って
語るシーンは
ドキュメンタリーではなく
二人の女性の
フランス映画そのものでした。
観客はシャルロットと共に
改めてジェーンを知ることに。
鑑賞している時間は
お洒落を感じました。
個人的には
ジェーン・バーキンと言えば
「ナイル殺人事件」
シャルロット・ゲンズブール
と言えば今年の4月公開
「午前4時にパリの夜は明ける」が
思い浮かびます。
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