トボロッチ、と聞いて、あ、妊婦さん、なんて思い出した方、いるかいないか・・・わかりませんが、1年位前、私がサンタクルスの住人になってすぐのころ、妊婦さんのおなかのようなトボロッチの木を紹介したことがある。トボロッチとはスペイン語で妊婦という意味である。幹の形とその木の名前がユーモラスなので、私にとっては印象深い木である。あれから1年、関取のおなかのようなその木に季節はめぐり来て再び美しい花をつけ始めた。今日は知り合いの日本人が車でサンタクルスの街のあちこちに咲くその美しい花を案内してくれた。日本のお花見には行けなかったが、サンタクルス版お花見を堪能した。花は人の気持ちを優しくする。いい1日であった。写真は見事な花をつけたトボロッチ。今回は幹ではなく花をご覧ください。