迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

[沖縄にて]その85・『子乞い』

2006年10月30日 | 旅する。
10月28日

鳩間島はテレビドラマ「瑠璃の島」で有名になった。

そのストーリーの骨格は、鳩間島での実際の出来事に基づいている。

子どもがひとりもいなくなると、小学校が廃校になる。小学校がなくなれば、若い家族は住みにくくなる。

「過疎」のスパイラルは、やがて廃村・棄村へと向かいかねない。

鳩間島は、その流れに敢然と抗った。親戚から、知り合いから、里子を預かることで、学校を再生させたのだ。

ひとつの集落は、すなわちひとつの文化であり、いまを生きている。そして未来へと繋がっていく。

いま、移住した3つの家族の子どもを含めて児童生徒は14、5人いるという。