PC4へ岳人さんの背中を追いながらたどり着きました。
区間距離が短く夜間走行のため(もちろん自分の遅さが一番の原因ですが)思ったほど貯金を稼ぐことができません。
おおよそ30分の貯金。
セイコマートえびね店がPC4です。
自分の地元には無いコンビニなので何か新鮮でした。
PCでは岳人さんやスタッフさんらと話をしてほのぼのとした時間を過ごしました。
あと70キロを淡々と漕げばゴールできるな、と光明が見えました。
実は岳人さんは8時スタートですので、自分より1時間先を走っていることになります。
ですから、補給もそこそこに一足先にスタートさせていただきました。
岳人さんとはその後も休憩やコマ図の確認などの際に抜いたり抜かれたりの距離で走りました。ある地点までは・・・・
困ったことに、自分は性格として、あまり他人と一緒に走りたくない人間のようなのです。
厳しい寒さをしのぐという口実で、途中のファミマに寄りました。
ここで岳人さんと離れ完全な一人旅に。
当初予定は24時前後にゴールするはずでしたが、この時点で大幅に遅れています。
しかし、淡々と走れば無事ゴールできると思っていました。
その後、コンビニの肉まんを食べて少し暖かくなったためか、睡魔に襲われながら注意力散漫状態で走り続けました。
信号で止まった際に、コマ図を確認すると何か変です・・・・
指定された交差点がない・・・・
そんな馬鹿な!
ああこの最終盤に来てやっちまった!
案の定、コマ図を一つ飛ばて読んでしまい、そのまま走っていました。
その距離およそ5キロ!! 往復10キロ!!!
リタイヤという言葉が心をよぎりました。
しばし呆然として佇んでいましたが「ここまで来たんだ、あきらめず頑張ってみよう、どうせスタート地点に戻らなければならないんだから」と闘志がわきあがってきました。
正規ルートへ戻って走り始めたものの、その後も坂に苦しめられながら進みました。
見覚えのある「徳次郎」の交差点で残り時間と距離を再計算。
残り数キロですが、時間は午前2時50分を回っています。
事務局に連絡し、タイムオーバーになる旨を告げました。
「リタイアするんですか?」と聞かれ、ゴールを目指すというと「お待ちしています」との暖かいお言葉。
これだけでスタッフの皆様への感謝の気持ちが倍増です!
公園入口の上り坂を休み休み登ってゆくと、彼方にいくつもの赤い灯が見えてきました。
翼よ~ ならぬ「銀輪よ、あれがゴールの灯だ!」
こうして二回目のブルべは失敗に終わりました。
ブルべの神は微笑んでくれませんでしたが、300キロ走り切れたことは満足しています。
えっ、敗因分析? 喉元過ぎればで~す。