アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

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またしても新訳版登場!

2017-10-06 22:00:00 | フィリップ・K・ディック
去年を待ちながら[新訳版]



去年を待ちながら〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2017/9
フィリップ・K・ディック (著), 山形 浩生 (翻訳)


帯にあるように4か月連続だそうである
9月「去年を待ちながら」
10月「銀河の壺なおし」
11月「シミュラクラ」
12月「戦争が終わり、世界の終わりが始まった」
と怒涛の如く・・?!

「去年を待ちながら」は寺地五一訳で創元推理文庫から出ていた
「銀河の壺なおし」と「シミュラクラ」は汀一弘訳のサンリオ文庫版以来
「戦争が終り、世界の終りが始まった」は珍しくハードカバーでしかも晶文社から出版された「普通小説」
この「普通小説」という言葉自体がディックらしい
というわけでみな新訳版としてハヤカワ文庫SFから改めて刊行ということになる

帯は公開されるブレードランナー2049の宣伝がメインで
この本のPRは三行のみ
原作もしくは翻案の映画が公開されるたびに
またゾンビの如く世に出てくるディックの本は
体裁も訳も変わってどれが本物かはたまたいずれも偽物なのか
お付き合いするのが大変な作家だ

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