「幻の特装本」は今ひとつ思いだせない
「幻の特装本」 ジョン ダニング著 宮脇 孝雄訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1997年発行
ジョン・ダニングのクリフシリーズ、最初の1作である「死の蔵書」 についてはすでに紹介した
つい最近、シリーズ第5作となる「愛書家の死」が出た
それを紹介するなら、その間を埋めようかと残りの4冊を取りだしてきたが
この「幻の特装本」は今ひとつ覚えていない
シリーズものはプロットよりも登場人物の個性を好きになるかどうか
スペンサーや古くはマーロウのようにその語りだけで満足してしまうように
主人公に愛着を感じるよう読者を引き付けられるかどうかが長続きする条件ではある
クリフ・ジェーンウェイを好きになれるかどうか
はっきり言っていささかくどい・・ところがある
いや、著者の稿料が字数で決まるために
無理やり伏線をいくつもつくりったり
伏線の一つを消すために妙にひっぱたり
そういう傾向があるのではないか
「幻の特装本」もそんなわけで全体がおぼろに曖昧になってしまったようだ
つまらなかった訳ではない・・と思う
幻の特装本 (ハヤカワ・ミステリ文庫) | |
ジョン ダニング | |
早川書房 |
「幻の特装本」 ジョン ダニング著 宮脇 孝雄訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1997年発行
ジョン・ダニングのクリフシリーズ、最初の1作である「死の蔵書」 についてはすでに紹介した
つい最近、シリーズ第5作となる「愛書家の死」が出た
それを紹介するなら、その間を埋めようかと残りの4冊を取りだしてきたが
この「幻の特装本」は今ひとつ覚えていない
シリーズものはプロットよりも登場人物の個性を好きになるかどうか
スペンサーや古くはマーロウのようにその語りだけで満足してしまうように
主人公に愛着を感じるよう読者を引き付けられるかどうかが長続きする条件ではある
クリフ・ジェーンウェイを好きになれるかどうか
はっきり言っていささかくどい・・ところがある
いや、著者の稿料が字数で決まるために
無理やり伏線をいくつもつくりったり
伏線の一つを消すために妙にひっぱたり
そういう傾向があるのではないか
「幻の特装本」もそんなわけで全体がおぼろに曖昧になってしまったようだ
つまらなかった訳ではない・・と思う
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