アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

人類に進化という未来はあるのか 

2010-08-09 21:33:43 | SF
「ダーウィンの使者」 種として行き詰った我々を救うものは何か


「ダーウィンの使者〈上〉」 グレッグ・ベア (著) 大森 望 (訳) ソニーマガジンズ 2000年


「ダーウィンの使者〈下〉」 グレッグ・ベア (著) 大森 望 (訳) ソニーマガジンズ 2000年

人間の遺伝子情報には直接発現にかかわらない「イントロン」という部分があると聞いたことがある
進化の過程で獲得してきた形態や能力と捨て去られてきた形状と無用となった性質
あまりにも当たり前でありながら、もっとも謎に満ちたDNAという設計図
ここには博物学的な人間のこれまでと、生存可能性を問う未読の情報が詰まっている

緻密なリサーチによって物語のリアルさは読むものを物語に強く引き込んでいく
後継ぎが生まれない、それは絶滅への恐怖に直結するが
実は進化のための重要な淘汰の時間であった

読んで損はない1冊です

 遺伝子に秘められた謎を読み解く面白さ


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