捻る者の祭典・ツイスターズ
記念となる第15回大会「ツイスターズ2018in青森」
そこで、3人一組による作品を作り上げるコンテスト
「3on3コンテスト」が数年ぶりに復活。
これは、地域の枠を超え「3on3コンテスト」に挑戦した
バルーン・アーティスト達の物語である。
北海道・札幌琴似地区を基地に活動する
「バルーン戦隊・ゴムレンジャー」隊長のバルーンレッド・通称・亀
久しぶりに、ツイスターズに「3on3コンテスト」が復活する事を知った。
ゴムレンジャーのメンバー
バルーンアンバー・通称・バルーンアーティスト美龍(めいろん)と相談。
二人は、ツイスターズの常連「3on3に出たい」と思った。
だが、コンテストに出場するには、3人いなければならない。
同じ北海道のメンバーに都合が会う者が居ない。
諦めかけたその時、救世主が現れた。
全国にいる、ネットでつながったゴムレンジャーの一人
バルーンゼブラ・通称 ゼブラ
ゼブラは、3on3のメンバーが足らない事をしり
「場所は離れていても、俺もゴムレンジャーだ。
膨らませる事ぐらいであれば、サポート出来るだろう」
そして、「3on3コンテスト」へ出場が決定した。
美龍から、送られてきた。資料を見てゼブラは目を見張った。
「こんな凄い物を作るのか」
「3on3コンテスト」へ向けての練習が始まった。
亀と美龍は二人で作品を作って、時間を計り、
問題点を洗い出し改善した。
また、ゼブラは栃木で一人、家族のいない部屋で
バルーンまみれの足の踏み場の無い部屋で練習していた。
3人が揃ったのは、本番当時の前日の夜だった。
だが、その日は、あまりにも遅かった為、
打ち合わせのみ。
コンテスト当日、コンテストの会場に着くと、
埼玉県のバルーンアートの優勝常連チームや、
吉本興業のチーム、山口県のバルーンチーム、関西のチーム、
秋田、埼玉、神奈川の混合チームなど
全国から集まった、バルーンアーティストの強豪たちの姿があった。
コンテストが始まった。
一斉にバルーンを膨らませる参加者たち。
時間が進むにつれ、バルーンが形を変え、次々に出来上がってくる。
会場には、ポンプで膨らませる音と、
観客の「凄いね~」の声が聞こえてくる。
トラブルの発生。
練習では、失敗しなかった事が、本番で起こる
ある者が言った「コンテストには、魔物が住んで居る」
亀。練習では出来た、編み込みに、苦労する。
美龍。規定により、会話が禁止されて居るのに、観客が声を掛け困惑する。
ゼブラ。緊張で、指が思ったように動かない。
捻って居る最中、バルーンが割れて、作りなおす。
そんな時、美龍が「どんまい!」と声を掛け、
ゼブラは気持ちを落ち着かせる。
「残り10分です。」の声が聞こえる。
3人手袋を付けて、バルーンシャインを塗る。
「時間です。作品から離れて下さい」の声が聞こえる。
コンテストの終了。
そこには、頭に花笠を付けた。
ねぶた祭りの「跳人(はねと)」八兵衛の姿があった。
結果発表は、次の日の表彰式
各コンテストの発表が始まる。
そして、いよいよ「3on3コンテスト」の結果発表
観客席に居た、亀とゼブラ念を送る。
だが、準優勝、優勝の発表の中に、ゴムレンジャーの名前は無かった。
ゼブラ、呆然とする。
その時、司会者から「ここで、青森市長賞の発表です」の声が
「優勝、準優勝関係なく、青森市長が一番青森を感じが作品に贈られます」
そして「青森市長賞は『バルーン戦隊ゴムレンジャー』です」と司会者の声
立ち上がる、亀とゼブラ
ステージで、喜び合う3人
亀、受賞のステージで涙ぐむ
美龍、自慢の笑顔
ゼブラ、なぜか?司会者の松下笑一さんにいじられて、ステージを下ろされそうになる。
その後、ゼブラ、いじられてパニック状態でのスピーチ
ゼブラ、後から「気の利いた、コメントすればよかった。」と思った。
3人に笑顔が戻った。
賞状と副賞の青森の特産物
コンテスト(戦い)が終わった。
その後、作品の「八兵衛」は、会場の「アスパム」のねぶたの前で
跳人として、観光客を迎えて居た。
(これは、事実を基にしたフィクションです。
)