ある日、近所の駅の駐輪場に自転車を停め一泊。
青空駐輪だったけれど、幸いお天気にも恵まれ、ピックアップしようとしたときのこと。
そこは後払いの自動精算機があり、お金を入れるとロックが解除される仕組みです。
実は私も2度目の利用(それも半年おき)なので、少しドキドキ。日を跨いだのは初めてです。
ところが精算機に先客がいます。
少し離れて後ろに並ぼうとすると、
「すみません、教えて下さい」と言われます。
こちらも解説を読みながら
「場所番号を入れて、
領収書ありを押して、
精算ボタンを押せばいいはず」
でも、何度繰り返しても機械はコインを受け付けない。
じゃあ札ならばと、千円札を入れてもダメ。
「もしかして機械が壊れているかもしれないから、私が先に試してもいい?」と提案。
すると70×2で140円の精算、うまくいきました。
ロックが解除されている間に自転車を出さねばと慌てると、先客の彼がこちらを見て、
「助けてください」と言うのです。
私が逃げると思ったのでしょうか。
場所の番号が間違っていないか、彼の駐輪場所に行ってみました。
間違っていません。
でも、彼が自転車をいじると、ロックはかかっておらず、簡単に自転車は動きました。
それで精算機は反応しなかったのです。
彼は自転車に乗れて喜びましたが、「お金、どうすればいいですか」と困惑顔。
「ロックされていなかったから、お金はいりませんよ」
と言うと、嬉しそうにニコッ。
歳をとると人との接点もなくなり、孤独な日々を過ごしがちですが、思いがけなく人と接して感謝?されました。
いきさつはどうあれ、
やっぱり外に出なくちゃ、と思ったことです。
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