Linの気まぐれトーク

映画と小説の観賞日記

いつの間にか秋

2021-11-24 19:41:00 | 日記
今日は県図書館で音訳ボランティアの研修会。
出欠は自由だが、
自転車で片道1時間かかる私は、天気予報と孫守りのスケジュールを確認するまでお返事は保留。
自分を鼓舞して出席の返事をしたのが1週間前だった。
前回は熱中症の心配をしながらの自転車漕ぎだったのに、月日の経つのは何と早いのか。

急に寒くなった。
早朝、薄暗い中をウォーキング中にすれ違ったお爺さんから「風が強いね」と挨拶されてビックリ。
「おはよう」さえ言ってくれない人も多いのに。
後で気づく。
前のめりになって、めちゃ寒そうな歩き方してたんだ、私。ああ恥ずかしい。

そんな強風の中を、自転車で県図書館へ行った。
バスという選択肢もあったけれど、体力のあるうちは自転車漕ごう。



研修会は全盲者の松永信也氏のお話。
39歳の時に失明されたという。
とても気さくな話され方で、白杖を持っていても全盲者は一割であること。
さらに盲人は中途失明者が多く、8割が60歳以降であること。
ああ、他人事じゃないんだ。

我々は情報の8割は視覚から得ているという。
人生半分過ぎたところでその視覚を奪われた人は、その絶望の淵からいかに立ち直っていくのか、
最後まで気持ちを逸らさない話術で、あっという間の2時間だった。

図書館の佇まいも、いつの間にか秋。



ロビーにはリトアニアの風景写真が展示されていた。





航空写真が多いせいか、旅情は湧かない。
バルト海は遠く、紅葉は目の前にある。 
大切にしなければいけないのは、目の前にあるものだ。



仕事していた20年間、荒れ放題だった庭と格闘している。
庭いじりなんて洒落たものじゃない。
20年の不在を詫びつつ、明日からまた庭仕事に励もう。




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