原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

ローマ法王と天皇陛下の脱原発発言

2013-03-12 23:32:04 | 日記
ローマ法王と天皇陛下の脱原発発言
「原子力発電所の事故が発生したことによ り、危険な区域に住む人々は住み慣れた、そし て生活の場としていた地域から離れざるを得な くなりました。再びそこに安全に住むためには 放射能の問題を克服しなければならないという 困難な問題が起こっています」。

11日、国立劇場で行われた「東日本大震災・ 追悼式典」で天皇陛下が述べられた、原発事故 に関するお言葉だ。NHKは追悼式典をライブで 伝えた。生放送であるため陛下のお言葉は一言 も漏らさず伝わった。

ところが同じNHKでも編集作業が加わる ニュースでは「原発事故」の部分はカットされ ていた。民放もこの部分は省いた。このため、 視聴者はインターネットや新聞などで全文をあ たって読まなければ知ることはできない。

俳優の渡辺謙さんがダボス会議(1月25日) でスピーチした時も、テレビ局各社は原発事故 に関する部分をカットしている。電力会社から の広告漬け、接待漬けに飼いならされてきた記 者クラブメディアにとって、原発問題はタブー なのである。

天皇陛下は政治的影響などに配慮し発言を控 えてこられたのだろう。一方、海の向こうのバ チカンでは、昨年6月の時点でローマ法王が原 発をめぐって踏み込んだ発言をしている。

当時、筆者は「原発推進の是非を問う国民投 票」を取材するためイタリアに滞在していた。 法王は「人類に危険を及ぼさないエネルギーを 開発することが政治の役割だ」と述べ、自然エ ネルギーへの転換を促したのである。

筆者はバチカン市内で土産物品店の経営者な どにインタビューした。市民はみな冷静に受け 止めていた。「法王はもともと原発推進派だっ たが、福島原発の事故を受けて脱原発にスタン スを変えた」というのが市民の一致した見方 だった。法王にとっても原発事故はそれほど衝 撃的だったのだ。

法王の「脱原発発言」から3日後に原発の是 非を問う国民投票が行われ、「原発反対」が多 数を占める結果となった。国民の9割がカト リック教徒のイタリアで法王の「脱原発発言」 が国民に与えた影響は小さくなかった。

日本人にとって天皇陛下のお言葉は、ローマ 法王の「脱原発発言」に勝るとも劣らぬインパ クトがある。テレビ局はそれを知っていたから こそカットした。

バイバイ原発3・9きょうと辛淑玉(しん すご)さんスピーチ

2013-03-12 02:36:06 | 日記
テレビは日本人を安心させる装置。マスコミが報じない福島の現状を知って下さい。まず、知ることが大切です。本当の復興とは瓦礫広域処理でも食べて応援でも除染でもありません。新しく生まれた福島の差別と闘っていかなければ日本の未来はない。

バイバイ原発3・9きょうと辛淑玉(しん すご)さんスピーチ