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原発事故3.11 今日はあの日の1日前?

第二の福島はいつでも起こる。

「原爆体験を世界に」橋爪文~NHKラジオ深夜便から

2013-03-30 01:23:56 | 日記
「原爆体験を世界に」橋爪文~NHKラジオ深夜便から

「ああ感謝だな」と思って。
なんでもね、すぐ感謝、感謝だと思って、
辛いこともあの時の事を思えば遥かに今の方がね、
感謝しなければいけないと思いながら自分の中で生きていますね。
飯田さんも16歳のね、昨日お話ししましたけれど16歳の少年で、
自分も重傷を負っていましたけれど、歩くことが彼は出来たんですね。
で、私のために火の中に、本当に一晩中火の中に残って、
そして一晩中おやかんに水を入れて死んでいく人達に一口ずつ水を与えて歩いていましたから、
ああいう中でね、そういう事をしている彼を見た時に、
本当に人間以上の神様みたいなものを感じました。
それもありましたし、バラックで身体をくっつけあってね、重症者達が。
何にも苦情を言わない。
隣の人の事を常に思って過ごした、ああいう人間の極限状態にあった時には
「人間って素晴らしいな」っていう事を、私はあの時に見た気がします。
いや、多分私はいろいろ思うんですけど、
私のまわり、私が知っている被爆者の方達が報復だとか憎しみなんか全然訴えないで、
そういう憎しみとか何とかね、考える余地が無いくらい、
なんか人のものを盗もうとか、盗むものもないんですよ勿論ね。
だけどもそういうのをもう通り越した極限状態というのがあったような気がするんですね。

あの時見た人間の、「人間っていうのは素晴らしいんだ」っていうことが。
だからいろんな事があっても私は人間を信じたくなる方ですね。

海外に、いろんな国に行きましたけれど、
ニュージーランドで高校生、いろんな中高生と話した時に、
高校生が質問で、
「文は原爆によって哲学が変わりましたか?」と質問があって、
わっ!難しい質問がきてね、その時に私は、
「原爆で非常に悲惨で辛い思いしましたけど、
でもその中で、極限状態の人間の素晴らしさを見る事が出来ました」って言ったんですね。
いった後で手が沢山、質問の手が上がってますから、説明する時間がないから、
「難しいこと言っちゃったな」と思ってんですけど、
次の日に先生が感想文を持ってきて下さった中に、
彼の、高校生の手紙がありまして、

原爆の話はとっても心に衝撃を与えたし感動したけれども、
私が一番感動した事は、文がそんな中にあって人間の素晴らしさを見たっていう、
あの一言に非常に心を打たれて、
わたしもこれから文のように人間の素晴らしさを信じて生きていきます。
っていうのがあったので、
「あぁ、分かってくれたんだな」と思って私の方が感動しましたね。



とにかくもうメチャクチャ死ぬわけです。........小出 裕章

2013-03-30 00:48:53 | 日記

とにかくもうメチャクチャ死ぬわけです。........小出 裕章


 (ソ連国内600キロメートル圏内とヨーロッパ26カ国という地域でのセシウムによる汚染と被害予測)たぶん200万人というような人たちが死ぬことになるだろうと思っています。でも、私はそうした数を細かく評価することに意味があるとはとうてい思えないんです。...「100万人以上の人たちが死にますよ!」と言ってそれでも驚かないような人たちに、「本当は200万人死ぬんです。」と言ってみてもあんまり意味がないと思うのです。とにかくもうメチャクチャ死ぬわけです。

 私は今簡単に100万とか200万とか言いましたけれども、そう言うと、何か全然命の重さが伝わらないんですね。100万人とか200万人と言っても、想像できないことになってしまうのです。でも皆さん、誰か自分の周りの一人が死ぬということを考えてみて下さい。大変なことなんですね。一人の人間がいわれもなく殺されるということは、その1人が、10人になる、100人になっていく、1000人になっていく、1万人になっていく。それで100万とか200万とか言っているのです。何とも、どうやってその重さを考えていいか分からないくらいの被害がこれから出るだろう、と私は言っているのです。

 その上もっと気が重いことがあります。それは、100万人とか200万人死ぬといった、その死を負わされるのが子供たちだからです。何故かというと、子供たちは放射能にとても敏感だからです。0歳の子供は、平均的な人に比べると4倍も危険だということが分かっている。ですから、例えば私と赤ん坊を比べれば、私の方がほとんど10分の1ぐらいの危険しか負わないですむ。逆に言うならば、同じだけ被曝をしてしまえば、危険を負うのは皆んな子供たちだということです。チェルノブイリの放射能は大人だけに降ったんじゃありません。皆んなに降ってしまったのです。ですから、もしそれで死ぬくじを引くことがあるとすれば皆んな子供たちが引くんです。

 私は、40年もこの世に生きてきて、原子力発電に反対はしましたけれども実際に止められなかったし、今現在、原子力発電の電気でこの日本という国が動いていて、その電気の一部を使っている限り、私にも責任があると思います。原子力発電ができてしまった。そして事故が起こってしまった。汚染があってしまったということに関して、責任があると思う。無罪ではないと思います。ですから私が死ぬのはまだ許せる。わたしが被害を被るのは許せるけれども、死ぬのは子供たちなんです。原子力を選んだことに何の責任もない子供たちが死んでいくのです。何とも気の重いことです。


 「放射能汚染の現実を超えて」(1991)より

 

科学者として最低の卑劣な男です。人間のくずです。

2013-03-30 00:42:42 | 日記

被曝データを公開した山下俊一

福島県立医科大学の山下俊一が、米国の米国放射線防護・測定審議会(NCRP)の第49回年次総会で『福島原子力発電所事故と包括的健康リスク管理』と題する講演を行なっています。東日本大震災からちょうど2年目を迎えた2013年3月11日のことです。

そこで、山下が発表した内容全文を入手しました...。以下がそれです。

http://www.ncrponline.org/Annual_Mtgs/2013_Ann_Mtg/Yamashita.pdf

これによると、福島では、子供で高脂血症が増え、若い男性で肝臓機能障害や高尿酸血が増えていることが示されています。また、成人や年配者で高血圧、グルコース代謝不全、腎不全が増加していると報告しています。

米国ではそのように発表し、貴重な被曝データを得たことを誇っているわけですが、そう明言しながら、国内では、さまざまな障害をすべてをストレスのせいにしている男です。

福島からすみやかに安全地帯に人びとを避難させてしまっていたら、こうした貴重なデータ得られなかったでしょう。だから、福島に引きとめたのです。そして、今も引き止めているのです。

福島の人たちは、完全に医学データを提供するモルモットの役割を負わされています。

科学者として最低の卑劣な男です。人間のくずです。人間として許せない!