プレオのフレーム錆修理です。
まずは、バンパー、トリムなどの内外装を外して、
デフ、足回り、燃料タンクをボデーから降ろしました。
サイドスポイラーに隠れているロッカーパネルも
同時に修理していきます。
FRPを被せていたので、わかり難かったですが、剥してみると
左右で比べて左が特に酷く、3枚構造の一番奥
4ミリ位の厚みが有る、デフが取付くパネルにも穴が開いていました。
多分、足回りが落ちる寸前だったと思います。
思い切ってガンガン切り取ると,空っぽになっちゃいました。
不思議とフロアーは錆びていないので、構造上の問題でしょうね。
形がかなり複雑なので、部分部分で何ピースかに分け
パネルを製作していきます。
ロッカパネルはちゃっちゃと溶接して、済ませておきます。
フレームチャートで取付位置を確認しながら
インナーパネルから製作、溶接をしていきます。
アウターパネルを付けたら、大まかにビードを削り
薄っすらパテを入れ、サフェーサーで仕上げます。
右側も同様に錆を削り、防錆処理してから
インナーパネルを作り、溶接していきます。
こちらもアウターパネルを溶接、ビードを削り
パテを塗り、サフェーサーで仕上げます。
今回は下回り全体をノックスドールのアンダーコート塗装
フレームの中もノックスドールの防錆剤で処理します。
かなり広範囲にベタ付き、汚れるので車も修正機も
全てマスキングしました。
更にタイヤハウス周りはノックスドールでベタ付くので、
上から通常のアンダーコートを塗装しました。
2柱リフトに上げ、細かい塗り残しが無いかを確認して、
足回りのボルトの締付を再確認、軽くロードテストして異音なども
チェックしてお客様にお渡ししました。
ここまでやってくれる所は無いと、大変喜んで貰えました。